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１００話「隙」 ページ23
A「…！？」
Aが後ろを振り返ろうとすると、背後から声が聞こえた。
「動くな！！」
「動いたら…ブッ殺すぞ……！！」
そう言うと、その男はAの後頭部に『グッ』と拳銃を押し付けた。
「…テメェは何でこんな所にいやがんだ？
A「…！(そうか…、今日はスーツを着てないから一般人だと思われてるのか…！)」
「…おい、なんか言えよ」
黙っているAを見て､その男は眉をひそめた。
A「うぅ…っ、私はふつうの一般人です…、だから殺さないでくださぃ……っ」
Aが泣いている演技をすると、強盗犯は声を荒げた。
「じゃあ、なんでこんな所にいるんだよ！」
A「…それは…」
A「お前を逮捕するためだ…っ！！」
「っ！？」
Aは強盗犯が拳銃を後頭部に押し付ける力を緩めた隙に立ち上がると、強盗犯の頭をめがけて回し蹴りをした。
A「はぁっ……！」
回し蹴りをくらった強盗犯は、呻き声をあげながらその場にうずくまった。
「ぐっ…！！」
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作者名：グレイ | 作成日時：2019年1月26日 19時
