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９９話「血痕」 ページ22
ーin廃ビルー
安室とスイパラに行って数日後、Aは公安の仕事で廃ビルに来ていた。
A「"強盗犯がこの廃ビルに隠れてる"…？」
降谷「あぁ、ここの近くの住民から通報があってな…」
ふと、Aは梓が言っていた言葉を思い出した。
A「(もしかして…梓さんが言っていた強盗犯……？)」
降谷「僕は4階を見張るから、Aは3階、風見や他の公安は１階と2階で見張りを頼む」
風見「わかりました！」
風見や部下達は、降谷に敬礼をすると、それぞれ見張る場所に向かった。
A「(…私もそろそろ行こうかな…)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜in3階〜
A「……」
3階は､ほかの階より薄暗く不穏な空気が漂っていた。
A「(暗くて足元が見えない……)」
Aはパーカーのポケットからスマホを取り出すと、スマホの光で足元を照らした。
A「！」
すると、血が所々に落ちていることに気づいた。
Aはその場にかがんで、その血をさわった。
A「(まだ乾いてない…ということは、この血は＿＿＿)」
すると、Aの後頭部に固い何かが当たった。
『カチャッ』
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作者名：グレイ | 作成日時：2019年1月26日 19時
