34.気づかないで ページ35
「二人で帰るのって久しぶりだね…」
遠慮がちにホンビンは言った
「そうだね… あ、あのさ」
「何？」
ちゃんと謝らなきゃ
「今まで…ごめん、わざと避けたりして… ホンビン傷つけて…」
「…もういいよ Aのことだし何かあったんでしょ?」
やっぱりホンビンは優しい
「でもあれ、やっぱりわざと避けてたんだ… けっこうショックだな〜」
若干責めるように言ってきた
「ごめん…って でもさホンビンだってスンアと抱き合ってたじゃん!!」
「それは…そっちこそウォンシクと抱き合ってたじゃん!!」
見てたの…？
「スンアと抱き合ってたのは事情を聞いたからもういいよ シガのは慰めてくれてただけだから」
「そうなんだ…でもAとウォンシクと抱き合ってるの見てすごく苦しかったんだからね!!」
それって…私のこと好きってこと？
「あれからず〜っとAのことで頭がいっぱいだったし… ほんと、変な気持ちだったんだから」
ホンビンはきっとそれを恋と呼ぶことを知らない
でも…それでいいんだ 知らないままでいい 好きってことも気づかないままでいい
気づいてしまったら傷つくのはホンビンだし
私のこと好きになってくれたってわかっただけですごく嬉しいし幸せだから
そのまま、絶対に気づかないでいて…
「どうしたの、そんな難しい顔して…？何かあったの？」
ホンビンは変なところで鋭い
「いや、何にもないよ？」
「また強がってるでしょ？覚えてないの？『僕になら何でも言っていいよ』
って言ったこと『Aが泣かないように強くなる』って言ったこと」
…抱きしめられたことは覚えていても話されたことは覚えていない
きっとついこの間までは覚えていたはず…なのに 多分その時私はすごく嬉しかったんだと思う
昔の記憶からどんどん無くなっていく ところどころは覚えていても…
「強がってなんかないよ？」
「…そっか なんかごめんね」
「ううん、いいよ」
こうやってまたホンビンと話せて本当に嬉しかった
「…えへへ」
「何笑ってんの」
「別に？久しぶりにAと帰れて嬉しいだけ！」
無邪気なホンビンは言う 他愛もない会話をするだけで幸せな気持ちになれた
ホンビン…お願いだから 何も気づかないでいてね…？
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ﾗｲﾑ 。 - http://ameblo.jp/nadegataamons/ いっつまいん ！ (( (2015年1月26日 18時) (
レス) id: b28816141a (このIDを非表示/違反報告)
隅レオ(プロフ) - そういう事にしておいてくださいww (2014年8月29日 19時) (レス) id: 598e9db5bf (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさん - 秘密って事なんで35際にしとくね〜♪ (2014年8月29日 18時) (レス) id: 2f82b0ec57 (このIDを非表示/違反報告)
隅レオ(プロフ) - いやいや!!頭悪いっすよ!! …何line…? ひ、秘密です← でも多分ハルカよりも年上と思うよ…(微笑) (2014年8月28日 20時) (レス) id: 598e9db5bf (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさん - 頭良いんだね〜隅レオって何line？ (2014年8月28日 18時) (レス) id: 2f82b0ec57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隅レオ | 作成日時：2014年8月6日 13時
