SJ-Love Hurts vol.9

３８７．全てが繋がる（HC） ページ10

寝れねえ。

・・・ソンギュの店にでも行くか。

「あれー？ヒョンもお散歩？」

「あ？ヒョンもって・・あいつらこんな夜中に散歩かよ。」

「っていうかー、ヌナ達の初雪デートの邪魔しにねー^^。」

やるな、あいつら(笑)。

「リョウギは行かねえのか？」

「ぼく？もう遅いしー。これ以上の夜更しはお肌に悪いもん。」

「きよー(笑)。」

「えへ(*´∀｀*)♪で、どこ行くの？こんな夜中に(笑)。」

「ちょっと一杯な。」

あ〜、癒された♪

やっぱ、うちの永遠のマンネは可愛い。

出掛けにしてやったポッポに顔を赤くしたリョウクを思い出して、1人にやけながら廊下を歩く。






「ったく、○○の奴どこに行ったんだ？あれほど勝手に出歩くなって言っておいたのに。」






俺の存在に気づかず、ある部屋から飛び出してきた男が走り出した。

「待てよ。」

急停止してゆっくりと振り返った男は、俺を見るなり顔を引きつらせた。

「・・・キム・ヒチョル氏。」

「どういうことだ？」

「・・一体何のことかな？」

男は、ぎこちない笑顔を俺に向ける。

「何で奴の名前を知ってる？」

「・・・・・」

「Aをよく思ってない輩って、お前かよ。総務部長さん。」



公開されていないスケジュールの把握も

飛行機のチケットのキャンセルも

実家への無言電話も

コンサートスタッフとして紛れ込むことも

こいつが裏で・・。

それだけじゃない。

俺の中で、全てが繋がった。

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