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395.彼女の存在(DH) ページ18

「いい夢を。」

腕の中でようやく寝息を立て始めた妻の目蓋に小さくキスを落とす。

逮捕現場に居合わせた俺達は警察に同行を求められ、一人一人長い事情聴取を受けた。

「あたしも行くわ。」

HC「お前はヌナと帰ってろ。」

「そういう訳には。事の発端はあたしだもの。」

LT「事務所には報道陣も押し寄せてるらしいから。」

「構わない。」

HC「ダメだ。」

「ヒチョル・・おねが・・」

HC「ドンヘ。この強情な嫁を連れて帰れ。いいな?」

「ん^^。」

「ちょ・・」

YS「寝不足はお肌に悪いぞー。」

KH「もう若くないんだから(黒笑)。」

EH「あんにょーん^^」

状況説明と今後の対策を話し合うため、事務所で待機しているほかのメンバーの元に向かう車に乗りこもうとしたAを無理やりジユンヌナの車に押し込んだ。

本当は俺だって事務所に行くべきで。

でも、マスコミの容赦ない攻撃からAを守りたいってみんなの気持ちがひしひしと伝わったから。

{A?」

真っ白に輝く町並みが通りすぎる車窓を、ただ無言で見つめる彼女の手に自分の手を重ねると

「みんな・・ほんとお人好しなんだから・・」

そう言って瞳を潤ませた彼女は俺の肩に頭を預けた。

「Aのことが大好きすぎるからね^^ 。」

あの場面にあれだけメンバーが居合わせたのだって、なんだかんだ言って初雪をAと見たかったから。

けど、もしあそこにメンバーがいなかったら・・・

俺は彼女を守れただろうか・・。

刃から彼女を守ったとして

俺はこうして、彼女の温もりに触れられていただろうか・・。

「あたしも大好き・・。」

「ん。」

疲れているはずなのに、お腹を空かせているはずだからとテーブルに並びきらないほどのみんなの好物を作って、

眠いはずなのに、みんなも寝てないからと決して横になろうとしなかったA。

そして

「ヌナぁ〜」

外が薄暗くなった頃、目を腫らして真っ先に宿舎に飛び込んできたリョウギを全身で受け止めた彼女に、俺は母親の姿を見た。

俺にとってもみんなにとっても、傍にいるだけで安心で、笑顔を向けられれば自然に笑顔になれる特別な存在。

あの瞬間

彼は何を思ったのか。

彼女に何を見たのか。

きっと、あの全てを包み込むような抱擁が彼の頑なな心を溶かしたんだ。

あの揺れた瞳は気のせいじゃない。


「彼も気づいてくれたはずだよ。Aの想いに。おやすみ。」







なのに








あんなことになるなんて・・・

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設定タグ:superjunior , ドンヘ , スーパージュニア   
作品ジャンル:恋愛
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さあ(プロフ) - 更新楽しみにしてます:;(∩˙˙∩);: (2014年4月14日 15時) (レス) id: 1dbacc4eda (このIDを非表示/違反報告)
なりは(プロフ) - dongloveさん» こちらこそありがとうございます(*^^*)。出来るだけ更新できるよう頑張ります☆ (2014年1月16日 2時) (レス) id: 40584f4527 (このIDを非表示/違反報告)
donglove - そうですよーーー。 ドンヘぺんです。自分の過去に傷があり、そこをsjのみんなが癒してくれたりかばってくれたりするのが読みたかったんです。まさにこの作品ですねww書いてくださって感謝しています。ありがとうございます。 (2014年1月15日 20時) (レス) id: 683ddb18d9 (このIDを非表示/違反報告)
なりは(プロフ) - dongloveさん» コメントありがとうございますo(^▽^)o♪ニックネームから見て、dongloveさんはどんへペンさんでしょうか?なかなか甘い2人を書く事ができませんが・・・これからの2人の行く末をどうか見守ってくださいね^^。 (2014年1月14日 20時) (レス) id: 40584f4527 (このIDを非表示/違反報告)
donglove - 現実と小説がごちゃごちゃになってしまいましたWW。この作品すっごく好きです。更新楽しみにしてます。 (2014年1月14日 0時) (レス) id: 683ddb18d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なりは | 作成日時:2013年8月14日 14時

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