恋せよシグナル。 (ページ6)

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No.6 ページ6

6話

今日の午前は、全組合同のバレー大会だった。

3学年全部で12クラスしかないこの学校は、行事ごとが大好きだ。

玉「俺、スタメンだってーだるいなー」

宮「玉さん、玉さん、頑張れですぞ！」

玉「宮田、代わり出て」

宮「んな、無茶な～！」

運動神経はいいほうだけれど、俺はメンバーに選ばれなかった。

『んじゃー、メンバーどうするか』

玉『北山は、背低いからダメだと思いまーす』

『あはは、言えてる！』

『じゃー、北山応援担当なー』

北『おい、お前ら…』

一生恨んでやると心に誓った。

初戦敗退だろ、と思っていたら何故か強いうちのクラスは決勝へと進出した。

玉「やばいみつ、俺天才かも」

北「たわけっ」

メンバー用のベンチの隣に体育座りで床に座り、試合を見る。

ふと、朝の事を思い出し恥ずかしさに顔を膝に埋めて、ジタバタしてたら、

「あ、北山あぶな」

飛んできたバレーボールが俺の頭にヒットした。

「い」

玉「アッﾊﾊﾊﾊﾊﾊ！」

遠くから、玉の笑い声が聞こえ、宮田の心配の声が聞こえた。

やばい、俺今日ついてない。

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恋シグ、いつもありがとうございます。

藤北のチェリー