No.14 ページ14
14話
数日の間、朝早い毎日だ。
もちろん、俺の乗るバスにあの人はいない。
あの人も、俺の事気にしてくれてるかな。
宮「キタミツの周りに負のオーラが…」
玉「いつもは、ウザいくらいに熱いのにね〜」
ツッコむ元気すらなくて、軽く流す。
そんな俺に本当にやばいのかと思ったのか、二人は顔を見合わせ驚く。
宮「キタミツ!保健室行く!?」
玉「なに!?恐怖!」
イラッイラッ。
イライラしてきたのに、ダメだ、本当に元気ない。
会いたい。彼を見たい。話したい。
少ししか話したことないけど、この前のおかげで結構距離は縮まったはず。
初恋だから、すべて初めてだから、こういう時どうすればいいのか分からなくて。
胸が苦しくて、息が荒くなって、涙が溢れそうになる。
今どこで何してるのか、彼の隣にはワタさんがいるのか。
俺の頭は、こんなに彼で溢れてるのに、きっと彼は俺の事を一ミリも考えていない。
でも、それでもいい。彼を人目でも見たい。
玉「だめ…これ重症ですわ」
宮「恋ワズライかな?」
玉「どうだろね?でも、みつだよ?」
宮「ないか〜」
あぁ、好きが止まらない。
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作者名:藤北のチェリー x他1人 | 作成日時:2016年11月27日 21時