恋せよシグナル。 (ページ13)

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No.13 ページ13

13話

職員室に入るなり、顧問けん担任の大倉先生と目が合う。

威圧感半端無いよ。先生…。教室の時とオーラが違う。

大「北山、お前この頃朝練どしたん？」

北「まー、はい、すみません」

大「2年になってから、出席簿バッテンばっかやで？」

北「今後、来れる時はくるんで」

いつもは、元気に話す俺をふしんがってるのか、ジトーと見られる。

大「…恋やな！北山！」

北「はぁぁ！？」

いきなり声を大きくした俺に驚いたのか、他の先生たちがこちらを見てきた。

そして、数学の魔王が、こらぁ！と怒った。

大「ここ、女子校近いやん？帰り道わざとそっちから帰る生徒もおるんよ」

北「先生、俺バス帰りなんでありえないです…」

大「あ…」

忘れていたとでも言うように、アホっぽい声を出した先生は、俺と目を合わせ。

大「ほな！朝練こーへん、罰として文化祭の実行委員頼んだで！」

北「はぁぁっ！？」

　

またもや、大声を出した俺に視線が集まる。

実行委員って言うことは、朝早い集まり。

いわゆる、数日の間あの人の顔見れない！