No.12 ページ12
12話
明日も同じバスだと良いね…。
もう、かっこ良すぎる。好きすぎて胸が痛くなる。
それに、名前を聞き忘れてしまった。
だけど、彼と初めて話せたって言うのは本当で、顔がニヤけてしまう。
玉「ふわぁ〜。朝からニヤニヤどしたの?」
北「ちょっとね」
眠いのに気になるのか、俺の前の椅子に逆向きで座り俺の顔を見てくる。
北「な、なに?」
玉「うーん?女の証拠がないか探ってる」
北「だから、そんなのないってば」
玉「んー、これでも何年もみつの事見てきたから分かるよ。みつが恋してるってさ」
北「え?」
玉「あ、その雑誌見して〜」
何だろ今の意味深発言。
まさか、玉は俺のこと。
いや、宮田がいる限りないか。
「北山ー、先生が呼んでんぞ」
北「なんてー?」
「朝練の話だって」
北「やばっ!」
2年生になってから、バスを何とも言えない時間に乗るせいで、朝練に全く出れていない。
でも、彼に会うためだから良いけど。
俺は急いで職員室に向かった。
320人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「藤北」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:藤北のチェリー x他1人 | 作成日時:2016年11月27日 21時