12話 ページ13
タケオ「もう少しなんかあるだろ？」
ユウト「なんだよ偉そうに…」
タケオ「お前！」
ハジメ「ま、まあまあ、そういう人もいるだろうし。ここに連れてこられるまでのこと、教えてくれないか？」
ユウト「う〜ん…家でゲームしてたこと以外、覚えてない。あーあ、期間限定のイベントあるのに、これじゃ参加できなくて残念だな〜。」
ハジメ「そっか。それは残念だな。家に帰りたくて仕方ないか？」
ユウト「ううん。このデスゲームも凄く面白そうだし、楽しみだし、別に良いかな。」
ハジメ「は？(◎-◎;)」
シュウ「な、何言ってるの？命が危ないのに、楽しみって……」
ユウト「僕がどう思うかなんて、僕の勝手だよ。他人にどうこう言われたくないんだけど？」
ユウト君って、なんか生意気だな。人を馬鹿にしてる感じも、なんか小学生っぽいし…(-_-;)。
ゲームが趣味…というかゲームが大好きでゲームが自分の全てと考えてると言うべきかな？だからって、この状況をゲームとして楽しむのはどうかしてる気がする…。
サトル「次は私か。私は米森サトル、33歳で精神科医をしているよ。この髪型とかはブラックジャックに憧れてるからこうしているんだ。」
マコト「精神科医ですか。あれ？でも、ブラックジャックって確か…」
サトル「あ、ああ、何が言いたいかは分かるよ。じ、実を言うと、最初は外科医を目指していたんだ。でも、色々とあって精神科医にね。」
シュウ「えっと…何か、事情があるんですね…。」
白衣とかで医者とは分かってたけど、精神科医だったんだ。
完全に、見た目は不健康そうで、自分の人生に満足してないように感じてたけど…その判断、間違ってなかったんだ。
彼の事情って、僕が思ってるよりも深刻なものなのかな？
シュウ「僕の番ですね。僕は、最原終一、18歳です。苗木君と日向君と同じで、希望ヶ峰学園の卒業生です。僕の才能は、超高校級の探偵です。」
リン「シュウイチ君って、探偵さんなんだね♪カッコイイ〜♪」
シュウ「いや、苗木君のクラスメイトの霧切さんの方が凄いよ。僕なんかまだまだだからね。」
リツ「じゃあ、私達をここに連れてきたか分かるか！？漫画に出てくる探偵みたいに、謎は全てとけた！みたいな！」
シュウ「それはまだ分からないよ。情報が少ないから……。あと、探偵って漫画みたいな感じではないから(；・∀・)。」
リツ「ちぇっ、なんだよ…」
タクヤ「探偵ってそういうもんだよ。俺も探偵の役やったことあるから分かるな。」
続く
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