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あの後学級委員長が出久くんから飯田くんへと変わり────。
＊
バスでUSJに来た。ちなみにバスは峰田くんの隣に乗らされた(懐かれた)
...そういえばUSJと言えばあの人達来るんじゃん...
すっかり頭から抜けていた。何も対策を考えてない。
「以上！ご清聴ありがとうございました」
「ステキー！」
「ブラボー！！ブラーボー！！」
13号先生のお話が終わってしまった。
...て、言うことはもう来てしまうんじゃ...！
「そんじゃあまずは...」
相澤先生がそう言った直後。
「一かたまりになって動くな！！｣
「え？」
...そうだ、こんな反応をして当然なんだ。
「13号！！生徒を守れ」
私達生徒が理解できず立ち尽くしている間にも敵はぞろぞろと出てくる。
『......あ、れ？』
仮装
...足が、動かない。
「動くな、あれは
敵だ！！！！」
プロヒーローが、オールマイトが、相澤先生が何と戦っているのかを思い出した。
「子どもを殺せば来るのかな？」
漫画や、アニメとは違う。平面じゃない。当たり前だ。
今、私はこの世界の住人なのだから。
いくらこの世界の人間じゃないと言ってももう、逃げる場所なんてない。
だって私には帰る場所も、包み込んでくれる家族も...
「羽平くん！！何をやってるんだ早く避難を！｣
『飯田くん...うん、』
「させませんよ」
『っ！！』
13号先生と、一番行動が遅れていた私の目の前には黒いモヤ状のもの───黒霧が立ちはだかった。
「初めまして、我々は敵連合
せんえつながら...この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは...｣
丁寧な口調で、彼は更に続けた。
｢平和の象徴オールマイトに
息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
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