起きたら翼が生えてた【MHA】 (ページ13)

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そして月日は経ち......2月26日。

何故か私は

《今日は俺のライヴにようこそー!!!

エヴィバディセイヘイ!!!》

雄英高校入試試験会場に来ている。

『いやまじでなんで...』

マイクさんが説明しているのをぼんやり眺めながら呟く。

...私雄英受ける気さらさらなかった、っていうか高校編入る前に元の世界に帰れると思ってたんだけど。

だってそろそろぼっち飯寂しい！！

会場に来て座ったら既に爆豪くんと出久くんは座っていて、雄英を受ける事を知らせていなかったからかすごく驚かれた。

それで爆豪くんには胸ぐら掴まれた。

頑張って制服にアイロン掛けて来たのに台無しである。

アレだ、私が雄英受けるようになったのは担任から強制的に決められたみたいなもんだ。

「羽平はやっぱり雄英受けてほしいよ俺」

『は？』

「募集期間過ぎてたけどトクベツに許してもらったから」

『は？？(二回目)』

...と言うようにね。謎だよほんとに。

どうせ私は途中で元の世界に帰るしヒーローになりたい気持ちは薄いし、本当になりたい人がいる中私が受けるというのはとても申し訳ないのだ。

担任にも(気持ちが薄いってこと)言ったのに「大丈夫」の一点張りだった。

やっぱだめだあの人は。

《それでは皆

いい受難を！！》

...あれ、いつの間にか説明終わってた。