ようこそ、トリップ少女。【誰ソ彼】

prologue. ページ1

1度目の人生、私はコロッと死んだ。



何故だか覚えていない。





苦しいと思ったら真っ暗になっていたからだ。









そしてただいま2度目の人生。


生まれ変わったと考えるのが普通かもしれないがそうでもないらしい。



何故ならまた私は高校に通っているからだ。





生まれ変わったのなら赤ん坊からのはずだが私にはその記憶が無い。


それに周りの生徒の髪がカラフルだ。

なのに教師に何も言われないというのは普通ならおかしい。




その点から考えるにここは私の生きて死んだ世界ではないことが分かる。

どうやら私は異世界トリップしたらしい。



知っているアニメや漫画の世界なら万々歳と言ったところなのかもしれないが私は未だにどこの世界なのか理解出来ていない。

もしかしたらアニメや漫画の世界とは異なる異世界なのかも。









紹介が遅れたが私は星海(ｾｶｲ)A。








この世界での苗字、星海だなんて珍しすぎる。



やっぱりここは私が今まで生きていた世界ではない。







友達も普通に出来て勉強も特に問題は無い。


部活もこの世界では帰宅部ではなく吹奏楽を続けさせてもらっている。



この世界での親がやりたいようにやっていいと行ってくれたからだ。







そして私は元々九州出身なのだが、今は吹奏楽関連の大会で全国大会に進んだため関東に来ている。




今日はこの辺の観光をしていいという時間が設けられた。








...なんとも自由な顧問である。

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