表裏物件 (ページ5)

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やっと面倒な説明が終わったと思いながら管理人室へ。

ここでは表裏物件に住む住人達がどこかに行く・または帰ってきたのを確認したり...つまりは仕事をするための部屋。

正直書類とか置いてあって居心地はいいものではない。

『あー、おかえり、いい曲できそうですー？』

「うん、なんかインスピレーションが湧いてきたよ」

どこかから帰ってきた有名作曲家。

彼は2ヶ月前にここに越してきて、ここに来たことでストレスがなくなり曲がたちまち大ヒットしたらしい。

いやぁ、この物件やりますなあ。

...それにしてもオッパが何故いなかったんだ。

防弾少年団のマネージャーって言ってなかったっけ。

防弾少年団は割と好きだったのですぐ許可したけど、裏の性格とか全く考えたことなかったな。

これからアイドルの裏側を知れるかと思うと少しだけ楽しくなりそうな気がした。

...あ、好きっては言ったけど名前と顔一致してて曲聴くくらいだから、バラエティーとかは見たことない。

ていうか仕事で見る暇ないっつーかね。

『...あ、大事なこと言うの忘れてたな』

私は防弾少年団に言ってなかったことを思い出し、また部屋に向かった。

『言ってなかったことあったんだけどさ』

「うあああああびっくりしたあぁぁああぁぁあノックしてよ！？！？」

『うわ、これが噂の筋肉か～』

「恥ずかしがれよ！！」

部屋に来てドアを開けたら上半身裸のジミンがいた。

...いやオッパの見慣れてるから恥ずかしくないし。

『他のは？』

「...奥だけど」

『んじゃめんどいや、今から言うこと言っといてね

時々表側に酔っ払ったオヤジ来ることあるからさ、その時は私呼んでね

それだけ』

「あ、うんわかった」

私はゆったりと歩きながら部屋を出ていった。

「ドア閉めてってよ！！」←