表裏物件 (ページ35)

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安心して話せ.....か。

...信じていいんだ、家族じゃない人のことを。

この感情があまり出なかったのも、彼らの前では少しだけ出ているような気はしていた。

オッパに相談してから数日、彼らのオフの日に話すことに決めて彼らの部屋の前に立っていた。

深呼吸。

そして、誰かに言われた「ノックしろよ」という言葉を思い出して拳を前に突き出そうとした。

...そうとした、ってことはする前に何かあったってことだけど。

「...管理人？」

『...ジミン...とジョングク』

「俺はオマケか」

心の中で謝っておく。

2人は袋を下げていた。

『話がある』

「「！！」」

私が2人を見ながら言えばビシッと姿勢が良くなった。

...いや、そんな緊張する話じゃないし...。

そう思っていたら2人に腕を引っ張られながら部屋に入れられた。

「ちょっとぉ2人ともコンビニ行くのに何分かかって.....って、あれAちゃん！」

「ええっ！！」

私は瞬時にジンとホソクに囲まれた。

奥の部屋からユンギとテヒョン、ナムジュンも出てきて、結局全員集合。

まあいいや早くて。

私はすぅっ、と息を吸い込んだ。

『佐藤A 98line、日本人！！

好きなのは寝ることとゴロゴロすることとダラダラすること！！
オッパとは血は繋がっていない兄妹！！実家の卵焼きの味が気に入らなかった私が韓国まで家出してオッパに拾われた！時々帰ってるから安心して！！』

そこまで言って私はポカーンとしているジョングクの持っている袋からジュースを取り出して飲んだ。

...うまい。

面白いことに(真顔)みんなジョングクと同じ顔してる。

「いやどこからつっこめばいいかわかんないんだけど！？！？」

ジミンの声が聞こえたと思ったらみんな復活した。