表裏物件 (ページ4)

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side 管理人ページ4

『んじゃあめんどくさいけど説明するね、めんどくさいから1回しか言わないからよろしく』

「めんどくさいって2回も言った」

私好きで管理人やってる訳じゃないからめんどいんだよ。

『まずここ、表向きは予約制のラ〇ホだよ、よかったね』

「どこにいい要素が」

『え？男ってピンク系の喜ぶんじゃないの？』

「住むとなれば違うわ」

ジョングクって人見知りなんじゃなかったっけ。

よく喋るなぁ。←

『予約制って言っても常に予約いっぱいって設定にしてるから客は来ないし人の出入りはスタッフしかないよ～』

「は？そんなんじゃ営業にならないんじゃ...」

J-HOPE...ええい横文字めんどい！

ホソクが首を傾げた。

『本業じゃないからね。』

「は？」

『本業はこっち、君達みたいなワケありな人達が住むこの【表裏物件】のほうだよ』

「ワケあり...？」

『作曲家とか人気小説家とか、君達のようにアイドルとか。
つまりここに住んでる人達はみーんな、それなりの有名人ってことよ』

だからセキュリティはばっちり。

今まで侵入者はゼロ！！

『どーだいい家でしょ？
しかもこの部屋は1番広くていい部屋なんだからちゃんと掃除とかしてくれよな、たまたまサボりに来るから』

「いや仕事しろよ！！！！」(2回目)

『もーうるさいな、とにかく！ここでならVライブやっても場所バレしないねよかったね～』

あはは、と感情をこめずに笑っていると、新人スタッフが小走りにやってきた。

「予約です、対応お願いします！」

『はいよ～』

電話を受け取り私は声色を変えて話し出す。

『はぁいお電話変わりました従業員のキムでございまぁす～ご予約でしょうか？

...すみませーん、ここの所ご予約がいっぱいいっぱいなんですよ、またのご予約をお待ちしておりますぅ～☆』

ｰｰｰガチャン！！

『よしおっけー、んじゃあごゆっくりね～』

「設定マジなんだ...」

『私嘘は言わないから～』

「嘘つけ！！」