表裏物件 (ページ27)

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わざわざ階段で彼らの部屋である4階へと向かう。

あ～凄く楽だなこれ。

『.......！』

...ていうかジョングクは私担いでて重くないのか。

いくら力持ちでも階段じゃきつくないか？

まあ気遣ったりするのめんどいからしないけど。

彼らの部屋に到着し、私は無理矢理ジョングクから降りた。

『先部屋入っててよ』

「は？逃げる気かよ」

「そうはいかないからね」

ユンギとジミンが私を囲む。

...あーもうそういう事しないでほしい。

『わかんないの？女子の日だよ』

「.....あ、」

ジミンは頬を淡いピンク色にした。

おい待てなに考えた今。

「んじゃすぐ戻ってこいよ、いいな」

『んな無茶言わんといて』

「いってら～」

テヒョンに手を振られて私はゆっくりと歩いていった。

そして角を勢いよく曲がり

彼女達の腕を掴んだ。

『何やってんの、表裏物件は撮影禁止だよ。
...というか、まず人の許可無く写真撮ることもだめだよね？あ～なんて言うんだっけ、その罪の名前』

「あ、え、」

「な、何言ってるんですかぁ、写真なんて」

『今ならまだ規則破った罰としてここを出ていくので許してやるよ』

「な、何言ってんのよぉ、今日来たばっかりじゃない！」

「それに証拠もないのになんで」

『証拠もない？何言ってんの...私を誰だと思ってる？

管理人ぞ？』

監視カメラぐらいその辺にゴロゴロ設置してあるわ。

大物が住むところだからありすぎってくらい設置してあるっつーの。

しかも青い画面開いてんのバレバレだから。

某青い鳥SNSで呟こうとしてんのバレバレだよ。

『あーあと大声出すなよ、防弾少年団にはバレてないから。

...大好きな人のストレスが増えるのを見たくなければ、今すぐ出ていけ』

私がここの管理人になった時に託されたこと。

ｰｰｰｰ何が何でも、住人を守れ。