表裏物件 (ページ1)

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side BTS ページ1

ジョングクside

「お前ら、宿舎引っ越すぞ～」

「「「「「「「は？？」」」」」」」

マネヒョンにそう言われて車に乗せられ数10分。

皆状況が掴めてなくて混乱している。

「ねえマネヒョンどういうこと？」

テヒョニヒョンが身を乗り出してマネヒョンに聞く。

ジミニヒョンもつられて身を乗り出した。

「こら、ちゃんと座っとけ。
...最近、サセンがひでぇだろ、だから安全性が極めて1番高い物件に引っ越すように事務所から言われたんだよ」

運転をしながら言うマネヒョンに、ジニヒョンが口を開く。

「え、そんなとこあるんですか？｣

「おう、しかも管理人が俺の妹だ、喜べ」

「へーー！」

ホビヒョンが目を輝かせた。

...まあ、マネヒョンの家族なら安心か。

「んで、俺も久しぶりに妹に会いたいんだけどさ。この後スケジュール入ってっからとりあえず建物の前に降ろすわ」

「あ、はい.....」

マネヒョンが一緒に行ってくれないのは少し不安だけど、まあいざとなればジニヒョンが何とかしてくれるでしょ←

そして車はその物件に到着した。

...え。

「ちょ、ヒョン！！ここ【アレ】じゃないですか！？」

「ジョングガ【アレ】なんて言葉濁すなよ、普通にラブ〇って言え」

「ユンギヒョンは割り切りすぎじゃないですか！？」

...そう、車が停められたのはどう見ても普通のアパートなどではなく。

男女で入っていくあのホテルだった。

「俺こんな所やだよーーー！」

「マネヒョン！！どういうことです！？」

ジミニヒョンとナムジュニヒョンが抗議する。

「まぁ落ち着けって、」

「落ち着けるか！！」←

「裏口回ってけ、そしたら入れる」

はいはい降りた降りた、そう背中を押されて車から降ろされた。

車は俺達が降りるとすぐに逃げるようにどこかへ消えてしまった。

「.....ジニヒョン、」

俺がジニヒョンをツンツンすると、

「...と、とりあえず裏口、行こっか.....」

俺達はもう既にゲッソリとしながら裏口に回って行った。