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｢制服？……あぁ、そういえば猫宮の制服が何故か職員室に届けられてたな｣
相澤先生とちらちら目が合う。
職員室に猫を連れ入れてもいいのだろうかという純粋な疑問はあるが、一応私も生徒だ。個性の一部だから、認めてもらうしかない。猫アレルギーの人には悪いけど。
焦凍の頭の上は視線が高くてちょっぴり新鮮だった。
｢……それで轟、一応聞くがお前の頭の上にいる猫は何だ｣
｢Aです｣
｢だよな。…………｣
相澤先生が触りたそうにこちらを見ている。
先生の手が少しずつこちらに寄っては、焦凍がじりじりと後ろに引く。傍から見れば謎な光景だろう。
先生は｢いや待て……触ったらセクハラになんのか……？｣と珍しく声を漏らしていた。焦凍がそれを聞き逃すはずもなく、｢なると思いますけど｣なんて言っては私を頭から下ろして撫でていた。
撫でられるのが気持ち良くて、ついうっとりしてしまう。余計に眠たくなってきた。
｢猫宮、今俺が個性消したら元の姿に戻んのか？｣
｢裸に戻ります｣
｢いや轟、お前に聞いたんじゃない……｣
｢今Aは人の言葉を喋れないので代弁しました。言葉は理解してます｣
焦凍が代わりに答えてくれたので、続くように｢にゃん！｣と鳴いた。
相澤先生はため息を吐いて、座っている事務椅子をキシリと鳴らした。
焦凍が私を持ち上げてまた頭の上に乗せてきた。どうやら気に入ったらしい。
｢じゃあ更衣室でも保健室でも連れてけ。ちゃんと着替えてから教室戻ってこい、なるべく昼休み終わるまでにな｣
相澤先生から制服を受け取った焦凍は、こてんと首を傾げた。
｢あの、下着はどこに……｣
｢は？届いてないぞ｣
｢…………｣
え、届けてくれてた服って、本当に制服だけだったの……。
下着がないのは流石にやばい。誰かに盗まれた？焦凍も相澤先生も黙り込んでしまった。
どうしたらいいのだろうと考えていると、完全に猫となった私はそれだけで寝落ちてしまいそうになる。人の姿でいる時よりも本能は強く、思考は鈍い。個性だっていい事ばかりではない。
｢……八百万呼んでこい、轟｣
｢分かりました｣
｢待て轟、校内で頭に猫を乗せて歩くのは流石にやめとけ。猫宮は此処で留守番だ｣
｢結局触りたいだけじゃねえか……｣
小さく声を漏らした焦凍は、それでも素直に私を職員室に置き、八百万さんを探しに行った。
その間、先生が控えめに撫でてきた。普通に気持ち良かったのでぐっすりと眠ってしまった。
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二 - イラスト上手すぎる、、。 (2021年5月5日 7時) (
レス) id: f6d5c08391 (このIDを非表示/違反報告)
こたつゆず(プロフ) - 絵上手すぎです!!尊敬します!!私下手くそすぎてやばいので教えて貰いたいくらいです!! 師匠と呼んでいいですか? (2018年10月7日 20時) (レス) id: 3780c963fa (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 花さん» お褒めの言葉ありがとうございます……！嬉しいです(*´ω｀*)トプ画も一応考えていたんですけど、あっという間に続編に……イラスト更新と本編の更新は別々になりそうです。トプ画の件も考えておきます、貴重なご意見ありがとうございます！ (2018年4月30日 0時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 絵、上手ですね！こういう感じの絵って大好きです！タイトル(?)の所に画像載せれるんですけど、描かないんですか？私はいいと思いますけど…時間があるときに考えて頂ければ幸いです！どうかご検討お願いします。長文失礼しました！((更新頑張って！ (2018年4月28日 22時) (レス) id: 3fabea4b64 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 鈴木美妃さん» コメントありがとうございます。申し訳ございませんが、現在夢絵のリクエストは受け付けておりません。もう少し描き慣れて、時間が余っていましたらご連絡しますm(_ _)m (2018年4月18日 19時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年4月7日 17時
