8-1▼連行 ページ40
｢A、昨夜はぐっすりだったからなぁ……全然起きんかったし｣
｢…………｣
顔を赤くしてベッドに逃げ込んでしまったAを追いかける。
あっさり捕まえた。逃げる先がベッドだというあたり、やはり誘っているようにしか思えない。
見える所にも見えない所にも、沢山マーキングした。
今日はこのまま家には帰らず、仕事場でもある軍事施設の方に連れて行こうと思っている。今から家に帰ってから、としていると普通に遅刻しそうだ。
｢とりあえず着替えよか、これから行く所あるし｣
｢……お仕事は？｣
｢ん、Aも連れて行こうかなって｣
｢……！｣
Aは目を丸くさせた。
そして何かを考え始め、不安そうに眉を下げる。
｢私、保護施設に入れられちゃうの……？｣
｢え。いやいや、ちゃうよ。ちょっとな……上司にバレちゃって？｣
｢へ……｣
Aは青ざめた表情になり、着替える手を止めた。
グルッペンにバレたのは本当の話だが、生活をあちらに移す前にただ連れて行こうと思っただけだ。
他の奴らにもちゃんと紹介しておかないと。……まあ、してもしなくてもAは狙われるだろうけど。
｢まあまあ、大丈夫やって。ずっとおれの横に居れば何ともないよ｣
｢……分かった｣
そう、Aはずーっとおれの隣に居ればいい。
Aに手を出そうものなら、誰であっても排除するだけだ。
ソファに腰掛け、Aの着替えをじっと眺めていた。
胸は決して大きくはないが、体のラインが綺麗だ。まあ、胸もそのうち成長させるけど。
｢ね、昨日ってさ、｣
｢ん？どしたA｣
｢その、寝てる間に、…………｣
ああ、寝てる間に襲われたんじゃないかって言いたいんだろうな。
入れてはない。けどまあ、……それなりに楽しませてもらった。
と言っても胸を触ったり、キスマークを付けたり、勝手にAの手を借りたり……いや、言わないでおこう。
｢入れてないから安心して。キスしてただけ｣
｢そ、そう……？｣
着替え終わったAがこちらに寄ってくる。
｢もう出ようか｣と言えば小さく頷き、腕に弱く抱き着いてきた。
……愛らしい。小動物みたいだ。
最後に忘れ物がないか確認し、部屋を出た。
.
｢あの、ゾムってほんとに凄い人なんだね｣
｢え、何で？｣
｢……それに、モテるんだね｣
ホテルを出て、またきゅっと腕にしがみついてきた。
よく見れば、すれ違う女性がこちらを見ている……ような気もする。
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ゆき(プロフ) - めっちゃアウトwwwwまぁ、いいんですけどね……親が来ると、ｻｯと、隠すわw (2018年8月3日 2時) (
レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - いちごあめさん» コメントありがとうございます。夢主の年齢は｢ゾさんの四つ下｣という設定しかございませんので、読者様の想像する年齢でお任せします(*^_^*)更新頑張ります！ (2017年11月4日 8時) (レス) id: 8114bfeb32 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ましていただいてます( *´艸)更新頑張ってください！待ってます。一つ質問なのですが、夢主の年齢っていくつくらいなのでしょうか？もし見逃しているだけだったらすみません… (2017年11月3日 23時) (レス) id: abf32b3362 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - シャルルさん» コメントありがとうございます。私もこういう話が読みたくて書いてます……(笑)更新頑張ります！ (2017年10月31日 21時) (レス) id: 8114bfeb32 (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - ゾムさん好きなので、こういう小説を待ってました…！一話更新時からずっと見てます〜。これからも更新頑張ってください！ (2017年10月31日 16時) (レス) id: 587f2cf2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2017年10月13日 21時
