6-1▼愛寵 ページ25
うどんをつるつると吸い上げるAを、じぃっと見つめていた。
ほんの少し前はあの可愛い小さな口の中にはうどんではなく、自分のモノが入っていたのだ。思い出しただけで興奮しそうになってしまう。
懸命に優しい笑顔を繕い、食行動を見守る。
｢……？｣
｢んふふ、何でもない。はい、お茶｣
｢んむ……ありがとう｣
麺を飲み込んだAは、おれが差し出したガラスコップを素直に受け取った。
一度箸を置き、コップを両手で持ってお茶を飲んでいる。
行動一つ一つが愛らしく、Aが普通に生活しているところを一日中見ていても飽きないだろう。
実際、半日ほどではあるがAの生活をパソコンでずっと眺めながら過ごしたこともある。知られたら確実に気持ち悪がられるだろうから、言わないけど。
｢ごちそうさまでした｣
やっと食べ終えたらしく、Aは両手を合わせて言った。
自分はとっくに食べ終わっていたけど、席を立たずにずっと彼女の正面に座っていた。
立ち上がろうとするAに声をかける。
｢ん、食器片付けとくから休んでてええよ｣
｢あ、いや、でも……｣
｢身体は大事にな？女の子の方が辛いんやから｣
この調子で二日に一回のペースでなんてしていたら、本当にAの身体が持たないだろう。
すでに、おそらく次くらいで壊してしまいそうな程に進んでいる。
初夜より痛みはマシだろう。……精神的にはどうだか。
Aは少し困ったように、小さく｢ありがとう｣と言って寝室に行ってしまった。
一人残されたリビングのテーブルから、キッチンへと食べ終わった食器を運ぶ。
面倒になってしまう前に洗っておこう、とスポンジと洗剤を手に取った。
.
｢お待たせ｣
｢……ゾム｣
特に何かを約束していた訳ではない。
ただ食器を洗っている間、Aを一人にさせてしまったなと思っただけだ。
午前に洗濯していたベッドのシーツが乾いたらしく、再び敷き直していた。
シーツは二つしか買っていなかったんだっけ。
ベッドの上に座るAを見下ろし、つい一時間前のことを思い出してしまう。
……欲のはけ口が見つかってから、食欲以外の欲が生まれるようになってしまった。まあ、人間の雄なんてそんなものか。
｢んー、もう仕事休んじゃったし、お昼寝しよか｣
｢……うん｣
ベッドに上がって横になる。
隣にAが寝転がり、それを両腕で引き寄せた。
腕の中に収まったAを、さらに抱きしめて目を閉じる。
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ゆき(プロフ) - めっちゃアウトwwwwまぁ、いいんですけどね……親が来ると、ｻｯと、隠すわw (2018年8月3日 2時) (
レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - いちごあめさん» コメントありがとうございます。夢主の年齢は｢ゾさんの四つ下｣という設定しかございませんので、読者様の想像する年齢でお任せします(*^_^*)更新頑張ります！ (2017年11月4日 8時) (レス) id: 8114bfeb32 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ましていただいてます( *´艸)更新頑張ってください！待ってます。一つ質問なのですが、夢主の年齢っていくつくらいなのでしょうか？もし見逃しているだけだったらすみません… (2017年11月3日 23時) (レス) id: abf32b3362 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - シャルルさん» コメントありがとうございます。私もこういう話が読みたくて書いてます……(笑)更新頑張ります！ (2017年10月31日 21時) (レス) id: 8114bfeb32 (このIDを非表示/違反報告)
シャルル - ゾムさん好きなので、こういう小説を待ってました…！一話更新時からずっと見てます〜。これからも更新頑張ってください！ (2017年10月31日 16時) (レス) id: 587f2cf2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2017年10月13日 21時
