調 教 部 屋 。【青葉城西・ハイキュー】

９匹。 ページ10

「しっ、失礼します！」


「あ、金田一くん…」





国見くんと入れ違いで入ってきた金田一くん。


チラチラと隣の調教部屋を気にしている。






「国見がすみません…」


「あ、だ、大丈夫だよ！まだ…」






あれ、なんか岩泉さんと同じような会話になってる……。




及川くんと国見くんは、特に危険人物だな…。







「すみません、あいつ……すごい人間不信で。なんか色々酷い扱いされてたらしくて、すごく嫌っていて……」


「え………」






くらり、と何かが揺らいだ。



動物がいじめられてたら、すごく嫌だ。


それと同じような気持ちだった。







「…わ、わかった。私が何とかするね」


「で、でも……Aさんが危ないんじゃ…」


「大丈夫！私、動物の扱いには慣れてるし…」






じゃあ…よろしくお願いします、と言って金田一くんが心配そうに部屋から出て行った。


自分で言ったものの、私にそんなことが出来るのかすごく不安だった。






…最終的な目的が酷くても、今は何とか自分の指令を果たさなきゃ。







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