【銀魂】転生したら吉原に売られました。【神威】

20話 ページ21

翌朝



鼻辺りがくすぐったい。


なにかが当たって…。


目覚めると、アホ毛がぴょこぴょこと動いている。


『アホ毛…？』


私は、それに疑問を感じて


目をこすり、あくびをしながらよく見て見ると


神威が私のベッドに寝ている。


『…え、』


私は叫ぶという余裕がなかった。


硬直し、状況の整理。


…ベッドは二つあるのになんで神威がここに居るのか…


神威は何故私に抱き着いているのか…


『いやいやいや』


「なに？うるさいんだけど」


『…あの、神威。どうしてここにいるの？』


「あれ？おっかしいなぁー」


いや、笑ってそんなこと言ってもどうにもならないよ？



すると、扉が開き


「団長ー…春雨の…おっと、お取込み中だったか。それにしても一日でそんな仲か。若いって羨ましい」


なんて言葉を並べて歩いていく阿伏兎さん。


『待って待って！』


勘違いされたら困るから！！


「A、もう一回」


『もう一回！？』


「寝よ？」


『…ッ』


この…ッ…


不覚にもきゅんとしてしまった自分が恥ずかしい。

21話→←19話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す