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21話 ページ22

桐生side



Aは川西くんのこと好きじゃない。


そんなの知ってた。


だけど、


あるとき


Aが白布くんと話しているのを見て


嫉妬で溢れた。


Aと白布くんは付き合っているわけでもないのに


ああ、私はなんて心の狭い人間なのだろうか。


どうしても自分のモノにしたい。


「Aって川西くんのことが好きならしいよ」


なんて、言ってしまった。


自分のために、いつも私の相談に乗ってくれる川西くんを利用したんだ。


しかも、最も嫌われる最低な方法で。


こんなこと、川西くんや白布くんの耳に入ったら、確実に嫌われちゃうな…

後悔しかない。



涙が溢れる。


ここは教室で、泣いてしまうと誰かが気付く。


「大丈夫か」


やっぱり、彼は優しい。


「…川西くん…」






いつか、私は自分が孤独であると気づくだろう。

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シラス王国 - うっはぁぁぁあッッッ!!めっちゃ続き気になります!!ワクワクドキドキしながら読ませていただいておりますっ。更新頑張ってくださいね!迷わず一番右端のお星様押させていただきましたw (2019年3月24日 8時) (レス) id: 9c1f44b696 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎZ | 作成日時:2019年3月23日 19時

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