私は最低です。【ハイキュー】

１９話 ページ20

放課後



「…なんかあったのか？」


部活後、太一が聞いて来た。


『なんのこと？』


「…桐生と」


『何か聞いたの？』


「…喧嘩した。って泣いてた」


泣いてた…？


こっちが泣きたい。


『太一は、好きな人いるの？』


「…は！？いきなりなに…」


動揺しすぎじゃない…？


『…友達に〇〇が好きらしい、っていう嘘を広められて、その噂が自分の好きな人の耳に入ってしまったら？太一はどうする？』


「…その友達に聞く。なんで、そんなことをしたのか。」


『…そっか』


私と同じようになるね。


「それと、桐生のことと何のつながりが…」


『…今言ったことは忘れてほしい。』


「…なんで」


『…太一は何も知らなくていい』





知られたくない。


壊したくない。


今の関係を＿＿＿







ｶﾞｼｯ



腕をつかまれた。


『…太一？』


「…なんでそういうこと言うかな…」


太一の顔はとても悲しそうで


なんで


どうしてそんな顔するの？

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