【文スト】中原中也が好きすぎて 短編集

ツンデレ王子 ページ36

中也「なぁ」




A「はい」





突然声をかけられ思わず敬語になる





中也「......そっちいっていいか」





私が座っている横を指差す




A「どーぞおいで？」





そういうと黙って私の横に座る中也



中也「...今日いつもと違うな」




いつも髪を下ろしているが今日は寝癖がやばくて三つ編みにしていた





A「そうなの。変？」




中也「いや、変じゃない」




私の方見てないよコイツ




A「じゃあ似合ってる？」




少し顔を見ようと思って覗いたら




中也「覗くな変態」




デコピンされた




A「地味に痛い、中也のいじわる」




中也「覗くほうが悪い」




本当は照れ隠しのくせに




A「中也、私の方見て」




中也「なんだよ」




A「私のことどう思ってる？」





そういったらちょっとビックリした顔をしてまた目をそらされた




中也「なんだよ急に」




A「え〜たまにはいいじゃん〜」




中也「.....大事だけど」




口元を手で隠しながらいう中也





耳が赤くて、可愛くて





少しニヤけてしまった




中也「なにニヤけてんだよ、気色悪りぃ」




A「へへへ〜、私も中也大事だよ」




あとは？




って少し意地悪かな〜って思ったけど




たまには聞いていいと思って聞いて見た




中也「手前なに企んでやがる」



頬をつねられた




中也「吐け」




A「いひゃい。たくりゃんでにゃい(痛い。企んでない)」




中也「あーそ、まぁ、それ似合ってるんじゃねーの」



分かんねーけど



っていって髪を指差す中也



もちろん目はそらす訳で



言うの遅いでしょ、さっき聞いたのにって思いつつ



本当にかわいいと思ってしまう





A「中也ほーんと可愛い！だいすき有難う〜」




後ろから覆いかぶさるように抱きしめた




中也「わっ！びっくりした。
なんだよ急に」





抱きしめていた中也がこっちを向いたので何かと思ったらキスされた





A「へっ///」




ビックリして変な声が出た




中也「Aのが可愛いっつーの。俺もAのこと好きだよ」





やけに真面目な顔して目を見て言うから





私のが照れた

嘘と本当→←仲良く半分

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