【文スト】中原中也が好きすぎて 短編集

好きは少しくすぐったい 2 ページ27

只今、中也君と同じベッドに寝ています




A「へ？！ちゅ、中也君、近っ...」




中也「.....ちょっといいか」





A「な、何」




やばいやばい




近すぎ




大丈夫かな





顔赤くないかな





心臓の音、聞こえてないかな




中也「......好きだ」




え？




A「え？い、今なんて..」





中也「好きだよ、Aのこと。笑った顔も、困ってる顔も、全部好きだ」




A「そ、それ、ほんと？」




声が震えているのが自分でもわかった





涙が出てきそう




中也「嘘なんかつくかよ.....！....返事は？」




A「ほ、本当？.....夢見たいなんだけど」





中也「なんで泣いてんだ？！そんなに嫌だった....？」




A「......逆だよ、嬉しい、とっても嬉しい




だって私、中也君のこと好きなんだもん...」




涙が溢れてくる




中也「よかった.....本当によかった..」





中也君が私を抱きしめる





A「え?!ちょっと中也君..」





中也「なんだよ、襲ったりしねぇよ。.......多分」




A「多分ってなに？！」




私も中也君の首に腕を通して抱きしめ返す




あぁ





幸せってこういう事なんだ





A「中也君」




あれ、






返事がない





中也君の顔を覗くと





静かに寝息をたてて寝ていた





A「おやすみ、中也君」






本当に




嬉しくて




暖かい気持ちになって




でもちょっと照れくさくて




中也くんをみると安心して




でも少しだけ





こころがくすぐったいなって思った

一夜過ごした君と→←好きは少しくすぐったい

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