4話 ページ6
〜エレンside〜
ｴﾚ「あっ、Aさん」
一人でAさんに会うのは久しぶりだな…。
貴「エレン…？」
ｴﾚ「…泣いてるんですか？」
貴「ううん、欠伸してただけ。」
ｴﾚ「その割には目が充血して…」
貴「目こすった」
…やっぱりAさんは嘘が下手だ。
ｴﾚ「俺でよければ話聞きますけど…」
貴「…大したことじゃないよ？」
ｴﾚ「いいから、話してください」
俺は俯いたAさんの顔を
覗き込むような形でしゃがんだ。
貴「でも…」
言おうかどうか迷ってるらしい。
…俺じゃ頼りないのかな。
ｴﾚ「Aさん。教えてください」
俺の言ったあと少し間を空けてから
意を決したようにAさんが口を開く。
貴「…エルヴィンにヅラって言って怒られた。」
不貞腐れた子供みたいな顔でこういったAさんが
面白くて幼くて可愛くて…
ｴﾚ「ﾌﾟｯ(笑」
貴「…エレン。そんな顔しないでくれない？」
ｴﾚ「だって…Aさんがそんな子供みたいなことで怒られたなんて」
…まさか、Aさんが
そんなことで怒られるなんて思いもしなかった。
貴「もう、そんなに笑わないでよエレン。
みんなに聞こえてたらどうするの？」
ｴﾚ「あっ…すみません。」
貴「…こうなったのは全部リヴァイのせいなんだから。」
ｴﾚ「え？リヴァイ兵長のせいですか？」
…また、リヴァイ兵長…。
貴「そう。リヴァイが賭けなんて言い出さなかったら…」
ｴﾚ「賭け…」
…そうか、リヴァイ兵長が俺が掃除をしてる間にいなくなったのは
Aさんに会いに行ってたから…。
貴「そうだ!!今からリヴァイに会いに行かないと。エレンも行く？」
ｴﾚ「いえ…俺は。」
貴「そっか。まぁ、エレン来たら
エレンがリヴァイに虐められるもんね。」
ｴﾚ「はい…まぁ、、、」
…リヴァイ兵長はAさんのこと
どう思ってるんだろう。
貴「それじゃリヴァイなんかに負けないで頑張れ、エレン。」
ｴﾚ「はい」
Aさんは俺を撫でてから
リヴァイ兵長のところへ歩いて行った。
…俺、顔赤くなかったかな。
多分俺はこういうさりげない優しさに弱い。
いつだってAさんはそうだ。
誰に対してもそう
…俺が巨人になれるって聞いても
『――そうなんだ。すごいじゃんエレン』
こういって頭を撫でてくれた。
だから俺は…
そんなAさんが好きなんだと思う。
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みきの - すっごくおもしろいですね。頑張ってください。 (2016年11月11日 17時) (
レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァアル - 頑張って下さい！応援してます！(`・ω・´)キリッ (2014年2月24日 23時) (レス) id: 791e6fddbf (このIDを非表示/違反報告)
マイ・イェーガー - 応援しています！頑張ってください！ (2013年9月11日 19時) (レス) id: aa4d259fb6 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫く(｡･ω･｡)／＠受験生(プロフ) - さきさきおこｋさん» なにっ!?(;ﾟДﾟ)! 15ｍ〜3ｍ級までしかいないんですか(# ﾟДﾟ)。 すいません、訂正しときます!!ご指摘ありがとうございましたm(＿＿)m (2013年8月22日 14時) (レス) id: 26aaebc54b (このIDを非表示/違反報告)
さきさきおこｋ(プロフ) - あれっ！？１１話のところに、１８メートル級って書いてるよん！１５の間違いかな？（１５が巨人の最大だしね・・・超大型除く） (2013年8月21日 22時) (レス) id: ef583804cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/tutimikado121134/
作成日時：2013年4月4日 15時
