27話 ページ30
リヴァ「そう…だよな。」
貴「どうかしたの？虫にでも刺された？」
リヴァ「お前の首に紅い刺されたような跡がある」
貴「紅い跡…？」
リヴァ「何か心当たりでもあるのか？」
俺の問いに目を丸くすると
何かに思い当たったような顔をして下唇を噛み締める。
…案の定、何か隠してやがる。
貴「さ、さっきちょっと角にぶつけたかも」
手で首筋を覆いながら
苦笑いで誤魔化そうとしているが
明らかに不自然すぎる。
リヴァ「何をそんなに俺に隠してる。
そんなに俺は頼りないのか？」
貴「そんなんじゃ無いけど…」
リヴァ「…これは俺の勝手な推測だが、
さっき部屋でエレンに――」
貴「違う!!」
俺に被せるようにして
大きな声を出したA。
貴「エレンは何もしてないよ…」
こういってAは
また、ギュッと下唇を噛み締める
リヴァ「…嘘はよせ」
なぁ、知ってるかA。
お前は何かを隠そうとするときに
下唇を噛む癖がある…。
リヴァ「エレンに何かされたんだろう？」
貴「…」
リヴァ「此処では話しにくいか。
それなら…俺の部屋に来るか？」
貴「…」
リヴァ「おい、少しは反応しろ。
…別に俺はお前をどうこうするつもりはない。」
貴「分かってる。」
リヴァ「来るのか来ないのか、どっちだ」
貴「行く」
リヴァ「…今からだと飯が食えなくなるから
飯食って風呂入ってから来い。明日の準備も済ませてからな。」
貴「わかった。」
Aがくるりと俺に背を向けて
反対方向に歩いて行く。
そして角を曲がったのを見届けてから
俺は今まで歩いてきた道を戻り
ある部屋の前に立つと
容赦なくドアを開ける。
リヴァ「おい、エレン。」
エレ「はい…」
部屋の奥から怯えた返事を返し
エレンが姿を現す。
…これだけ怯えるという事は
相当な心当たりがあるらしい。
リヴァ「なぁ、エレン。」
エレ「ッ…」
俺はエレンのシャツを掴むと
そのまま壁に押し付ける。
苦しそうに俺を見下ろすエレンに
俺は問った。
リヴァ「…俺は忙しい。だから簡潔に答えろ。
お前は此処でAと何をしていた――？」
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みきの - すっごくおもしろいですね。頑張ってください。 (2016年11月11日 17時) (
レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァアル - 頑張って下さい！応援してます！(`・ω・´)キリッ (2014年2月24日 23時) (レス) id: 791e6fddbf (このIDを非表示/違反報告)
マイ・イェーガー - 応援しています！頑張ってください！ (2013年9月11日 19時) (レス) id: aa4d259fb6 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫く(｡･ω･｡)／＠受験生(プロフ) - さきさきおこｋさん» なにっ!?(;ﾟДﾟ)! 15ｍ〜3ｍ級までしかいないんですか(# ﾟДﾟ)。 すいません、訂正しときます!!ご指摘ありがとうございましたm(＿＿)m (2013年8月22日 14時) (レス) id: 26aaebc54b (このIDを非表示/違反報告)
さきさきおこｋ(プロフ) - あれっ！？１１話のところに、１８メートル級って書いてるよん！１５の間違いかな？（１５が巨人の最大だしね・・・超大型除く） (2013年8月21日 22時) (レス) id: ef583804cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/tutimikado121134/
作成日時：2013年4月4日 15時
