17話 ページ19
普段では聞いたことのないような
リヴァイ兵長の声色に一瞬もう一人誰か中に居るのかと思った。
だけど…
すぐに、これはリヴァイ兵長の声だと直感的に分かった。
ミカ「エレンどうかしたの？」
エレ「…いや」
アル「中に入らないの？」
エレ「…」
…これは、入っても良いのか？
俺は…二人の邪魔を…
ミカ「エレンは何をそんなにためらっているの？
エレンが入らないなら私が先に行く」
ミカサが俺の手を引いて
もう片方の手で部屋のドアノブに手をかける。
エレ「待てミカサ!!」
そう叫んだ時には
もう遅かった。
ミカ「――A。」
ミカサが驚きのあまり
俺を引っ張った体制のまま固まる。
リヴァ「…」
…部屋の中で、リヴァイ兵長とAさんは
抱き合っていた。
リヴァイ兵長と目が合う。
「出て行け」そう言われた気がした。
だけど…俺には、
そんなこと聞ける余裕なんて…。
…初恋の人。
俺が初めて一人の男として好きになった人が
他の人と抱き合ってる。
そんなの…認めたくなかった。
さっきの二人の声だって心の隅では幻聴だと思ってた。
いや、そうであってほしいと願ってた。
だけど、この目に映っているものだけは何も変わらない
紛れもない事実で――…。
エレ「ｸｯ…」
アル「エレン!!」
ミカ「待って、エレン!!」
この気持ちをモヤモヤしたこれを
どこにぶつければ良い…？
俺はもう、今まで通りに
Aさんの顔を見れないと思った。
脳裏に焼き付いた
さっきの光景が頭から離れない。
…俺は、どんな顔して
リヴァイ兵長とAさんと会えばいい…？
目の前が行き止まりになって立ち止まると
俺を追いかけてくる足音が俺に追いついた。
ミカ「エレン…Aとあのチビは本当に―――…」
エレ「俺にだってわかんねぇよ!!」
自分でも思わなかったほどの
大きな声が出た。
今後ろでミカサは
どんな顔をしてるだろう。
こんなの八つ当たりだって分かってる。
だけど、どこかにこの感情をぶつけないと
自分が何だか分からなくなっておかしくなりそうで…
怖かった――。
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みきの - すっごくおもしろいですね。頑張ってください。 (2016年11月11日 17時) (
レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァアル - 頑張って下さい！応援してます！(`・ω・´)キリッ (2014年2月24日 23時) (レス) id: 791e6fddbf (このIDを非表示/違反報告)
マイ・イェーガー - 応援しています！頑張ってください！ (2013年9月11日 19時) (レス) id: aa4d259fb6 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫く(｡･ω･｡)／＠受験生(プロフ) - さきさきおこｋさん» なにっ!?(;ﾟДﾟ)! 15ｍ〜3ｍ級までしかいないんですか(# ﾟДﾟ)。 すいません、訂正しときます!!ご指摘ありがとうございましたm(＿＿)m (2013年8月22日 14時) (レス) id: 26aaebc54b (このIDを非表示/違反報告)
さきさきおこｋ(プロフ) - あれっ！？１１話のところに、１８メートル級って書いてるよん！１５の間違いかな？（１５が巨人の最大だしね・・・超大型除く） (2013年8月21日 22時) (レス) id: ef583804cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/tutimikado121134/
作成日時：2013年4月4日 15時
