15話 ページ17
〜エレンside〜
エレ「あの、エルヴィン団長。」
エル「ん？どうかしたかエレン」
エレ「リヴァイ兵長はどこに？」
エル「ああ、リヴァイはAのところに居る。」
エレ「Aさんのところに…ですか。」
エル「どうかしたのか。そんな冴えない表情をして」
…やっぱり顔に出てたんだ。
エレ「いいえ、ただ…今までずっとAさんのところに居たのかと不思議に思って。
だって、Aさんが倒れてからリヴァイ兵長の姿を一回も見てませんし…」
エル「そういうことか。…リヴァイはAのところに今までずっと居る。
Aを一人にするなと、言ってあるからな」
エレ「え？…Aさんを一人にするなって。どういう意味ですか？」
エル「…すまないが、これは簡単に話せるような事ではない。
Aに了承を得ない限り私でも話せないんだ。」
エレ「そう、ですか…」
エル「さて、私は今からハンジと少し話があるんだが…
エレン。君はどうしたい？」
エレ「俺が好きにして良いんですか？」
エル「勿論。」
エレ「俺は…その…Aさんの容態が心配で、
出来ればそちらに行きたいです」
エル「そうか…。それはできないかもしれない」
エレ「なぜですか？」
エル「エレン。別に君の好きにしてもいい。
だが、出来れば私は君に二人の邪魔をして欲しくないんだ」
エレ「…邪魔？」
邪魔って俺はそんな…。
エル「…二人共、色々訳ありで心に深い傷を負っている。
決して俺たちのような者にはわからない程の『深い傷』を、だ。」
エレ「…」
心の傷…。
エル「責めて…俺のせいで残酷な結果を何度も見てきた二人には
幸せになって欲しい。」
エレ「…」
エルヴィン団長が
俺の肩に手を置いてもう一度問う。
エル「さて、君はどうしたい？」
…こんなのずるい。
俺だって分かってる
俺が諦めるのが
誰もが望む結果なんだろ？
リヴァイ兵長とAさんが
一緒になる事が調査兵団にとっていいことになるんだろう？
…だけど俺だって…一人の人間なんだ。
エレ「俺は、Aさんとリヴァイ兵長のところへ行ってきます。」
エル「…そうか。それなら行ってくるといい。
自分で選んだ道だ、後悔のないようにな」
会議室に入るエルヴィン団長と最後に目が合う。
どこか寂しげな色を宿していたその意味が
今の俺には分かっていなかった。
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みきの - すっごくおもしろいですね。頑張ってください。 (2016年11月11日 17時) (
レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァアル - 頑張って下さい！応援してます！(`・ω・´)キリッ (2014年2月24日 23時) (レス) id: 791e6fddbf (このIDを非表示/違反報告)
マイ・イェーガー - 応援しています！頑張ってください！ (2013年9月11日 19時) (レス) id: aa4d259fb6 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫く(｡･ω･｡)／＠受験生(プロフ) - さきさきおこｋさん» なにっ!?(;ﾟДﾟ)! 15ｍ〜3ｍ級までしかいないんですか(# ﾟДﾟ)。 すいません、訂正しときます!!ご指摘ありがとうございましたm(＿＿)m (2013年8月22日 14時) (レス) id: 26aaebc54b (このIDを非表示/違反報告)
さきさきおこｋ(プロフ) - あれっ！？１１話のところに、１８メートル級って書いてるよん！１５の間違いかな？（１５が巨人の最大だしね・・・超大型除く） (2013年8月21日 22時) (レス) id: ef583804cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/tutimikado121134/
作成日時：2013年4月4日 15時
