13話 ページ15
貴「…」
リヴァ「…」
貴「…んん」
リヴァ「…」
読んでいた本に栞を挟み
近くの机の上に置く。
エルヴィンが出て行って
もう2、3時間経っただろう。
特にやることもなく
適当に掃除して本読んで
たまに、
Aの様子を確認した。
壁外調査で相当疲れているのか
声を掛けても全然反応しなかった。
リヴァ「はぁ…(溜息」
再び本を手にとって
栞の挟んであるページを開き文章を目で追う。
貴「…ぁい」
リヴァ「ん…？」
…なんだ寝言か。
貴「り…ぁい…」
リヴァ「…なんだ。」
栞を挟まずに
本を開いたまま机の上に伏せる
Aはさっきの寝顔とは表情を一変させ
苦しそうに眉根を寄せていた。
リヴァ「おい、どうした。」
貴「リヴァイ…リヴァイ…ね…ァイ」
俺が声を掛けても
ずっと俺の名前を読んで目を覚まさない。
貴「独りにしないで…」
…独り。
咄嗟に震えていたAの手を握り締める。
リヴァ「安心しろA。俺はここにいる」
ギュッと握り締めた手に力を込めたら
Aの表情が和らいで
目尻に溜まっていた涙がすぅーっと零れ落ちた。
指でAの涙を拭うと
綺麗な手がそっと俺の手を包んだ。
貴「…リヴァイ？」
リヴァ「なんだ？」
貴「生きてる…よね？」
今にも泣き出しそうな顔をして
Aが俺に問いかける。
…俺が死ぬ夢でも見たのか。
リヴァ「勝手に殺すな馬鹿。」
ギュッ
泣きながら
Aが俺に抱きつく。
貴「本当に…生きてるんだよね…」
リヴァ「…ああ。」
俺が抱きしめ返すと
Aの抱きしめる強さが一層強まる。
貴「夢でリヴァイが私を庇って…それで死んで…」
嗚咽を漏らしながら
途切れ途切れに言葉を紡ぐ
リヴァ「…今はいい。落ち着いてから話せ」
俺が頭を撫でたら
Aが頷いたのが微かに分かった。
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みきの - すっごくおもしろいですね。頑張ってください。 (2016年11月11日 17時) (
レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァアル - 頑張って下さい！応援してます！(`・ω・´)キリッ (2014年2月24日 23時) (レス) id: 791e6fddbf (このIDを非表示/違反報告)
マイ・イェーガー - 応援しています！頑張ってください！ (2013年9月11日 19時) (レス) id: aa4d259fb6 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫く(｡･ω･｡)／＠受験生(プロフ) - さきさきおこｋさん» なにっ!?(;ﾟДﾟ)! 15ｍ〜3ｍ級までしかいないんですか(# ﾟДﾟ)。 すいません、訂正しときます!!ご指摘ありがとうございましたm(＿＿)m (2013年8月22日 14時) (レス) id: 26aaebc54b (このIDを非表示/違反報告)
さきさきおこｋ(プロフ) - あれっ！？１１話のところに、１８メートル級って書いてるよん！１５の間違いかな？（１５が巨人の最大だしね・・・超大型除く） (2013年8月21日 22時) (レス) id: ef583804cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/tutimikado121134/
作成日時：2013年4月4日 15時
