9話 ページ11
〜エレンside〜
貴「エレンは優しいだけ。弱くなんかないよ。
“死”なんて簡単に受け入れられるものじゃないけど…
だって生きてる私たちが前に進まないと
死んだ仲間に顔向けできないから――…。」
俺の涙を指で拭いて
微笑むAさん。
…俺は、またAさんに助けられた。
貴「…なーんて、これ全部リヴァイからの受け売りだけどね」
真面目なことを言って照れくさくなったのか
「行こう、お昼の時間だよ」と笑って前を歩いていくAさん。
…もう、我慢できない。
俺は…Aさんに死んで欲しくない――。
エレ「Aさん」
貴「ん？」
Aさんが振り向いた瞬間
俺はギュッと華奢な体を抱きしめる。
エレ「俺…ずっと昔から、Aさんの事すｋ―――」
カンッカンッ(木に立体機動のあれが刺さった音)
貴「エレン危ない!!」
エレ「!?」
Aさんに手を引かれるまま体を動かすと
ビュン
緑のマントを翻して
アンカーをしまうとその人がこちらを向く。
貴「……リヴァイ…危ないでしょ、急に飛んでくるなんて…
エレンにぶつかるところだったんだよ？」
鬼の形相のリヴァイ兵長が
冷たい目で俺を睨む。
リヴァ「木で見えなかった。」
貴「はぁ…しっかりと周りを見てよ。リヴァイらしくない…」
リヴァ「帰るぞ」
貴「うん」
リヴァ「…エレン。いい加減Aの手を放せ」
エレ「すいません…」
俺が慌てて手を離すと
俺と兵長の間の険悪な空気に気づいたのか
Aさんは場を取り繕うように
貴「さ、帰ろっか」
俺とリヴァイ兵長の手をとって歩き出す。
リヴァ「おい、放せ」
貴「いいじゃん、たまには」
リヴァ「ﾁｯ…」
…リヴァイ兵長。
貴「…あっ、そういえば。
今度の壁外調査私エレンとリヴァイと同じ班だからよろしくね」
Aさんが手を離して
俺とリヴァイ兵長を交互に見る
その顔はお世辞でも笑ってるとは言えないような顔で
とても複雑そうな表情をしてた。
…俺がいきなりあんなことしたからだ。
好きだって
言おうとしなければ良かった。
そうすれば少なくとも
Aさんにこんな顔をさせはしなかったのに…。
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みきの - すっごくおもしろいですね。頑張ってください。 (2016年11月11日 17時) (
レス) id: 18768da2c2 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァアル - 頑張って下さい！応援してます！(`・ω・´)キリッ (2014年2月24日 23時) (レス) id: 791e6fddbf (このIDを非表示/違反報告)
マイ・イェーガー - 応援しています！頑張ってください！ (2013年9月11日 19時) (レス) id: aa4d259fb6 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫く(｡･ω･｡)／＠受験生(プロフ) - さきさきおこｋさん» なにっ!?(;ﾟДﾟ)! 15ｍ〜3ｍ級までしかいないんですか(# ﾟДﾟ)。 すいません、訂正しときます!!ご指摘ありがとうございましたm(＿＿)m (2013年8月22日 14時) (レス) id: 26aaebc54b (このIDを非表示/違反報告)
さきさきおこｋ(プロフ) - あれっ！？１１話のところに、１８メートル級って書いてるよん！１５の間違いかな？（１５が巨人の最大だしね・・・超大型除く） (2013年8月21日 22時) (レス) id: ef583804cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/tutimikado121134/
作成日時：2013年4月4日 15時
