154話 ページ8
『…空条さん』
承「なんだ?」
『俺が言いたい事、分かりますよね?』
承「┄
承太郎の発言を聞き、Aはカーテン越しに伝わる程大きな溜め息をついた
"彼が見立ててくれた服を全身に纏い
圧倒的虚無感に襲われながらも、何とか自分なりに着こなした"
┄
どうやら
"その格好を他人に見せるのは遠慮したい"様である…
着替えはとっくに終わっている筈のAが、いくら待っても試着室から出てこないのに気づき眉を顰める
承「おい、いくらなんでも時間掛かりすぎだろう…さっさと、見せな」
カーテンに手を掛け、強制的に開けようとする
『待って下さい…まだ、心の準備が…ッ!!』
其れを阻止する様に、Aも中側からカーテンを押さえつける
オ「申し訳ありません…空条様、空見様
カーテンが…伸び切ってしまいますので…」
そんなふたりのやり取りを静観していたのであろう…オーナーの申し訳なさそうな声を聞き、Aが思わず手を離した
その瞬間、手を離さなかった承太郎によりカーテンが勢い良く開けられた
┄腹部が垣間見えそうな裾の黒ノースリーブタンクトップに、白の生地に青のラインが横に入った少しスリットのはいったスポーティな短パン
それに合わせる様に黒の薄めのタイツを着用おり、足元はベルトや装飾、編み上げ等が凝っている白のニーハイブーツを履いていた
タンクトップの上には靡かせたくなる様な長めの真っ白なコートを肩出しで羽織り、その状態が保てる様コートに付属している金の留め紐でそれなりに固定してあり
彼の頭にはコートに合わせたであろう白のマリンキャップが目立っていた
喉元には銀のダリアのような花と、細目のチェーンが揺らめいている黒のチョーカーが彼の首筋を更に艶めかせ
勿論だが腰にはベルトが巻かれているが…そのベルトはどちらかと言うと"装飾"として巻かれていた
短パンのベルト通しに1本の長く、しなりの効いた黒ベルトを両サイドに輪っかを作った状態で巻き、その中心には"Gが2つ重なっている"バックルが妖しく輝いていた
┄もうお分かりだろうか
"Aが今身にまとっている服装が、承太郎の服装と
承「┄"良く、似合ってるじゃあないか"」
…確信犯、ここに1人現る
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A藍(プロフ) - 味噌サバさん» コメント有難う御座います、彼はこれからの話の中で割と重要人物なので、いつ影を忍ばせようかと悩みに悩みました…(然し我慢出来ずに登場させた模様←)まったり更新ですが、どうか気長にお待ちくださいね^^* (2021年7月24日 7時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - とても面白かったです!!まさか花京院が出てくるとは思わなかったので興奮してしまいました…!!更新楽しみにしてます!!これからも頑張って下さい!! (2021年7月23日 21時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
A藍(プロフ) - パアさん» 前作に続きコメント有難う御座います、ある意味私の心臓(心)はパア様の有難いお言葉(コメント)によって射抜かれてる(はしゃいでる)ので、間違いではないですね…(ゲンドウポーズ (2021年7月18日 9時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
パア - なんか私のコメントのお体に気をつけてって犯行予告みたいになってますねw (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
パア - 続編おめでとうございます。もはや家に帰ってからの楽しみとなっております。更新頻度も高いので、お体に気をつけて。 (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A藍 | 作成日時:2021年7月15日 0時