192話 ページ46
その直後､1人の老齢の女性から声を掛けられた
女｢すみませんの…この辺に《山倉さん》という家をご存知ありませんか?
あの町内地図に載ってないんですがの｣
岸｢載ってない?
じゃあないんですね…そんな家は､諦めれば?｣
女｢……冷たいんだの〜｣
他の2人が口を出す前に､露伴が適当に女性をあしらった
Aはジト目で彼を見つめ､"えぇ…"と声を漏らす
『岸辺少年､今のは…』
岸｢良いんですよ､そんな事よりも話したい事が沢山ありますから
例えば
《小道に入る前に､僕に対する呼び方を固定する話の続き》とか
《彼女にあの花を贈った意味》とか
┄《以前貴方を読んだ時には記載されてなかった､先程の"
満面の笑みを見せる彼に
両肩を強く､握られた
『き､岸辺…少年?
俺…今から
岸｢成程､あれは自分用だったんですね
なら僕もお供しますよ…その後､直ぐに僕の家に案内して差し上げます｣
戸惑うAの肩から右手に自らの手を滑らせ､左手を彼の右手に絡ませた
岸｢嗚呼､そうなると
花自体は資料として山ほど見てきたが､
絡めた手を顔まで上げ､等間隔で優しく握りながら彼の手をじっと見つめる
その手を振りほどきはしないが､Aは焦った様子で康一に助けを求めた
『こ､康一少年…ちょっと助けてはくれないか?
このままだと､前の二の舞に…』
康｢えっ!?う､うーん…仕方ないなぁ〜
┄露伴先生!!僕も一緒に行きます!!｣
一瞬迷った康一だが
Aの身に起きる被害の大きさを考え､2人に同行する事を決めた
露伴は悦に入った様子を見せ
絡めた手をギュッと握り直しつつ､喋りながら歩き出した
岸｢勿論､極上のネ┄
…親友である康一くんなら､大歓迎さ｣
康一を巻き込んでしまった事に罪悪感を覚えつつ
Aは露伴に手を引かれながら
自宅の仏壇に飾る仏花束を組むべく､再び店へと足を運ぶのであった…
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A藍(プロフ) - 味噌サバさん» コメント有難う御座います､彼はこれからの話の中で割と重要人物なので､いつ影を忍ばせようかと悩みに悩みました…(然し我慢出来ずに登場させた模様←)まったり更新ですが､どうか気長にお待ちくださいね^^* (2021年7月24日 7時) (
レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - とても面白かったです！！まさか花京院が出てくるとは思わなかったので興奮してしまいました…！！更新楽しみにしてます！！これからも頑張って下さい！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
A藍(プロフ) - パアさん» 前作に続きコメント有難う御座います､ある意味私の心臓(心)はパア様の有難いお言葉(コメント)によって射抜かれてる(はしゃいでる)ので､間違いではないですね…(ｹﾞﾝﾄﾞｳﾎﾟｰｽﾞ (2021年7月18日 9時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
パア - なんか私のコメントのお体に気をつけてって犯行予告みたいになってますねw (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
パア - 続編おめでとうございます。もはや家に帰ってからの楽しみとなっております。更新頻度も高いので、お体に気をつけて。 (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A藍 | 作成日時：2021年7月15日 0時
