182話 ページ36
Aの目を見つめて､不思議そうに発言する
鈴｢そうなの?お花屋さん｣
『…否定は出来ないですね』
露伴との1戦を終え
仗助によって負傷した彼に対して､発言した自らの言葉を思い出していた
満足そうな笑みを重ねる露伴は､更に自分がやられた様に"占いもどき"をやり返す
岸｢というか､そんなんだったら僕だって知ってるさ
薄いピンクのマニキュアの女の子は〖恋に臆病〗…〖肝心な所で本当の恋を逃す〗
これは占いと言うより､心理テストだな
恋でなくても今…何かを恐れているだろう?｣
彼の発言を聞いたAが､ちらりと彼女の爪を見る
┄"綺麗に手入れされた爪には､ほんのりと色付いたピンクによって彩られていた"
鈴美は露伴の心理テストに反応を見せず､彼等に背を向けてとある家を見た
急に静かになった彼女に､思わず3人の頭の上に?が浮び上がる
鈴｢ここの家ね…
15年ほど昔､殺人事件があったんですって…｣
突如話題を変えて話し始めた彼女に､3人は驚きの色を見せた
鈴｢今は誰も住んでいないわ…話､聞きたい…?
┄これ､隣のおばあちゃんから聞いた話よ
その事件の真夜中…この家の女の子が寝室で寝てるとね､両親の部屋の方で《ﾋﾟﾁｬﾘ》って何かが滴る音で目がされたんですって
"何の音だろう?"
女の子は"パパ!ママ!"って呼んだけど､返事がないんですって
でも女の子はそんなに怖くなかったのよ｣
飴玉の袋を鞄にしまった彼が､ﾋﾟｸﾘと花束を揺らした
それに誰も気付かず､話は更に続く
鈴｢何故なら､女の子の傍には愛犬が居たのよ
大きな番犬よ…暗闇でも､ベットの下に手をやると"ククーン"と甘えてﾍﾟﾛﾍﾟﾛ手を舐めてくれたの
┄"〖アーノルド〗が居るから､安心だわ"
だけど相変わらず音が何十分も続いてるんですって…
"どうしてパパとママはあの音に気が付かないんだろう…?"
遂に女の子は､何の音が調べに行く事にしたのよ｣
康｢うんうん…そ…それで?｣
康一は話に聞き入っていた
鈴｢廊下に出て《ﾋﾟﾁｬﾘ》って音の意味が分かった時､女の子は初めて恐怖が襲って来たのよ
壁のコート掛けには､愛犬アーノルドが首を切られてぶら下がって死んでたの…
その血が滴ってたの…ﾋﾟﾁｬﾘって音は｣
"話の矛盾点に､全員が気付いた"
康｢え?｣
岸｢い…《犬》?｣
『…変ですね
愛犬はベットの下に居て､甘えて来たのでしょう?』
寒気が､走った
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A藍(プロフ) - 味噌サバさん» コメント有難う御座います､彼はこれからの話の中で割と重要人物なので､いつ影を忍ばせようかと悩みに悩みました…(然し我慢出来ずに登場させた模様←)まったり更新ですが､どうか気長にお待ちくださいね^^* (2021年7月24日 7時) (
レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - とても面白かったです！！まさか花京院が出てくるとは思わなかったので興奮してしまいました…！！更新楽しみにしてます！！これからも頑張って下さい！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
A藍(プロフ) - パアさん» 前作に続きコメント有難う御座います､ある意味私の心臓(心)はパア様の有難いお言葉(コメント)によって射抜かれてる(はしゃいでる)ので､間違いではないですね…(ｹﾞﾝﾄﾞｳﾎﾟｰｽﾞ (2021年7月18日 9時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
パア - なんか私のコメントのお体に気をつけてって犯行予告みたいになってますねw (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
パア - 続編おめでとうございます。もはや家に帰ってからの楽しみとなっております。更新頻度も高いので、お体に気をつけて。 (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A藍 | 作成日時：2021年7月15日 0時
