180話 ページ34
岸｢分かった…分かったよ!!そう怒るなよ､もう〜
(面白くない奴だなぁ〜…)
┄《今､起こった事は全て忘れる》…と｣
頁の余白にそう書き込み､変に思われない様に位置を移動する
彼女から少し離れた場所に3人立ち並ぶ
『康一少年､
┄"分かったかい?"』
ボソリと小声で呟いた
康｢ふ､ふぁい…｣
頬を両手で包み込み､顔の熱を下げようとした康一であった…
┄┄┄┄┄
鈴｢案内してあげようか?
この辺､迷う人が多いのよ…似た様な路地が多いから…｣
一連の流れを忘れた女の子事┄杉本鈴美は､再び3人に声を掛けてきた
顔を少し赤らめた康一
澄まし顔の露伴
一瞬目を見開き､直ぐに嬉しそうな顔になるA
黙っている2人の代わりに､Aは心から嬉しそうな声色で受け応えをする
『ほ､本当ですか…!?
実はさっきから､其方のポスト付近をグルグルしている気がしていて…
┄"花屋の配達員"としては､情けないお話ですが…ﾊﾊ』
手持ちの仏花束をチラリと見せつつ
仕事柄慣れた様子で鈴美と会話を続ける
彼女は柔らかい表情を浮かべて､反対を向き肩越しに話し始める
鈴｢ﾌﾌ…お茶目な花屋さんだこと
似た様なポストも､この辺何個かあるのよ
説明だけじゃあ分からないだろうから､案内してあげる…着いて来て!!｣
彼女が完全に前を向いたのを見計らってか
Aは1歩前に進み
"大丈夫そうだ"と､自らの背後に手を回してジェスチャーをして見せた
康｢道に迷ったのは《スタンド攻撃》じゃあなくて…やっぱりただ迷っただけなのかなぁ…｣
岸｢兎に角彼女について行こうか…
彼女は《スタンド使い》ではない…それは確かだぜ､信用していい｣
それを見た2人は､少し警戒しながらAの後に続いた
『(彼女が《スタンド使い》では無いとすると…この現象の説明が難しくなるな
…無事､2人を家に帰す事が出来ればいいが)』
表情は普通を装っているが､頭の中でそんな事を考えながら先陣を切って彼女に着いていく
すると､Aの目の前に何かを差し出される
鈴｢お花屋さん､あげるわよ｣
ふわりと香る､甘い匂い
どうやら差し出されたのは､有名なスティック状のチョコ菓子の様である
『んー…貰うだけだと平等じゃないですから､
┄"どの味がお好みですか?"』
飴玉の入った袋を､彼女に差し出した
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A藍(プロフ) - 味噌サバさん» コメント有難う御座います､彼はこれからの話の中で割と重要人物なので､いつ影を忍ばせようかと悩みに悩みました…(然し我慢出来ずに登場させた模様←)まったり更新ですが､どうか気長にお待ちくださいね^^* (2021年7月24日 7時) (
レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - とても面白かったです！！まさか花京院が出てくるとは思わなかったので興奮してしまいました…！！更新楽しみにしてます！！これからも頑張って下さい！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
A藍(プロフ) - パアさん» 前作に続きコメント有難う御座います､ある意味私の心臓(心)はパア様の有難いお言葉(コメント)によって射抜かれてる(はしゃいでる)ので､間違いではないですね…(ｹﾞﾝﾄﾞｳﾎﾟｰｽﾞ (2021年7月18日 9時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
パア - なんか私のコメントのお体に気をつけてって犯行予告みたいになってますねw (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
パア - 続編おめでとうございます。もはや家に帰ってからの楽しみとなっております。更新頻度も高いので、お体に気をつけて。 (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A藍 | 作成日時：2021年7月15日 0時
