149話 ページ3
その後、あれよあれよと連れて来られたのがこの服屋だったのである
2人の存在に気付いた店員であろう女性が、にっこりと笑って近づいてくる
店「お待ちしておりました、空条様
そちらのお連れ様が、"空見様"でお間違いないでしょうか?」
承「間違いない
店「勿論でございます
┄ご紹介が遅れて申し訳ありません
今回、空見様のお見立ては私が担当させていただきます…この店の
2人の会話を少し後ろで静聴していたAだが
急に店員改め、この店のオーナーから話し掛けられた事により少し驚きながらも対応をとる
『こちらこそ急にお頼みして申し訳ありません、今日は宜しくお願いし┄
…ん?
"違和感を、感じ取ったようだ"
Aはバッと承太郎の方を向いて、ジト目で見つめる
『…ここに来る前の発言的に
"俺の服装を見て、空条さんも服が欲しくなった"のかと思ったんですけど…
どうやら、違うようですね…』
彼の一張羅のコートが使い物にならなくなった事も重なり、承太郎にとってはAを誘う大チャンスだったのであろう
フッと笑い、帽子の鍔を掴み軽く上にやる
承「どっちだっていいじゃあねぇか…君に拒否権は無いのだから
┄"好意上等"なんだろう?
黙って、
それとも、"幸福の怪人百面相"様への【贈り物】…とでも称して贈ろうか?」
肩を抱き、後半の台詞を耳元で囁いた
『…
思わず小声で口調を崩し、髪をかきあげながら自分の発言を少しばかり悔やんだ
承「前にも言っただろう
"君に対して、だけだと"
┄話はここまでだ、見立ての方を頼む
ああそうだ…彼は
承太郎がオーナーの前にAを押しやる
オ「畏まりました
それでは空見様、此方の方へ…」
彼女がAの背後に回り、そのままそそくさと移動させる
『ハハハ…お手柔らかにお願いします
(俺にばかり言ってるが、空条さんこそ"どれだけの人を惹きつけてきた"のやら…
┄ほんと、"自分のそういうところ"…分かってねぇよな、この人も)』
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A藍(プロフ) - 味噌サバさん» コメント有難う御座います、彼はこれからの話の中で割と重要人物なので、いつ影を忍ばせようかと悩みに悩みました…(然し我慢出来ずに登場させた模様←)まったり更新ですが、どうか気長にお待ちくださいね^^* (2021年7月24日 7時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - とても面白かったです!!まさか花京院が出てくるとは思わなかったので興奮してしまいました…!!更新楽しみにしてます!!これからも頑張って下さい!! (2021年7月23日 21時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
A藍(プロフ) - パアさん» 前作に続きコメント有難う御座います、ある意味私の心臓(心)はパア様の有難いお言葉(コメント)によって射抜かれてる(はしゃいでる)ので、間違いではないですね…(ゲンドウポーズ (2021年7月18日 9時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
パア - なんか私のコメントのお体に気をつけてって犯行予告みたいになってますねw (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
パア - 続編おめでとうございます。もはや家に帰ってからの楽しみとなっております。更新頻度も高いので、お体に気をつけて。 (2021年7月18日 1時) (レス) id: 668c039e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A藍 | 作成日時:2021年7月15日 0時