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学校へ着き、教室のドアを開けると、わかりやすく私へ視線が集まり、大きな声が聞こえた。
山田「あ、おい来たぞビッチが」
「え、あいつビッチなん?」
山田「あぁ、この間出掛けたらよぉ、男4人に囲まれて服なんて買ってたんだぜ?ヤバくね?」
「うーわっ、俺狙ってたのに。そんな人だったのか…」
うるさい人達だなぁ……。
っていうかこの間出掛けてたとき見られてたのか…。ため息をつきながら椅子に座ると、友美が話しかけてきた。
友美「ほんとにAが言った通りになったねぇ」
『未来予知』
友美「んなわけあるか」
口悪ーい。友美によるとグループLIMEでクラスの女子にはこうなることを言ったらしい。友美、頼りになります。
山田「あっれー?Aさーん、貢いで貰ったアクセ付けて来てないのー?つまんないなー」
友美「…A」
女子「Aちゃん…」
話し掛けてくれた女子と話していると、山田が大きな声で変なことを言い出した。何を言ってるんだ…言っておくがアクセなんて誰にも買って貰っていない。
授業もこんな調子だと嫌なので、私は椅子から立ち上がって山田を中心とした男子の集まりの前へ立った。
『さっきから煩いんですけど?』
山田「……あ゙?」
『そもそも貴方、私のなんなんですか?出掛けた先で見て?服屋にいるのも見て?アクセを買って貰ったと話を盛っている山田くん。ストーカーなの?それともあれ?好きな人が振り向いてくれないから目立とうとして…』
“好きになって貰いたいの?”と嘲笑うように言うと、頬に強い衝撃が走り、私は床に強く打ち付けられた。…いったいなもう…
男子「お、おい山田…やり過ぎだって…」
女子「Aちゃん!」
友美「A!大丈夫!?○○ちゃん、先生呼んできて!」
『つぅ、大袈裟な…』
友美「大袈裟な、じゃないでしょう!
……山田、あんた最低だよ」
ドアがガラッと開き、保健の先生が教室に入ってきた。…またあの4人に迷惑かけるなぁ。
山田をちらっと見てみると、顔を真っ青にさせて俯いて拳を振るわせていた。
『…ざまぁ』
山田にしか聞こえない声でそう言うと、脇腹をおもいっきり蹴られた。
あーあ、山田は悪くて退学かな?
こんな時でも余裕な私凄いな((
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アイシャルト(プロフ) - mf_さん» いやぁ、打ち合わせでもしたんですかってぐらい多かったですねぇ。あ、私も課題燃やしました(*'ω'*) (2021年1月3日 18時) (レス) id: 402db88705 (このIDを非表示/違反報告)
mf_(プロフ) - パクリ6個は多すぎません!?みなさんどんだけ暇なんですか。私はずっと課題燃やしてましたよ。((やめろ (2021年1月1日 1時) (レス) id: 3f416512e7 (このIDを非表示/違反報告)
アイシャルト(プロフ) - 雛さん» 暇だったんでしょうよ…。私も課題と自分の殴り合いでした。もう2度と喧嘩したくない。勝ったけど (2020年6月15日 8時) (レス) id: bb18f3957e (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - パクリが6個?!みんな、自粛期間さぞかし暇だったのでしょうね笑 私は毎日課題と喧嘩してましたよ (2020年6月15日 6時) (レス) id: 50c8a030e6 (このIDを非表示/違反報告)
アイシャルト(プロフ) - ちゃもさん» 確かに(?) (2020年6月14日 8時) (レス) id: bb18f3957e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイシャルト | 作成日時:2020年3月29日 11時