宿命を背負し者達～second part2～【ハリーポッター】 (ページ9)

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第５３話『ポリジュース薬』ページ9

ジャスティンが襲われた翌日。ホグワーツは前にもましてピリピリとしていた。特にハッフルパフは。マクミランはハリーが犯人だと決めつけているようで、それが学校中に広まったのだろう。ハリーを見る好奇と恐怖の目が私達四人まで刺激した。それは授業中も移動中も食事中も付きまとってはなれない。

A「このままだといつかみんなハリーを殺しそうね。」

薬草学から呪文学の教室へ移動してる時に、私はふと呟いた。

ハリー「なんとかして犯人を見つけないと。」

ロン「簡単さ。この学校でマグル生まれをクズだと思ってるやつは誰だ？」

ハリー「それってマルフォイのこと？」

ロン「あいつ以外誰がいる？あいつの家族はみんなスリザリンだ。もしかしたら、秘密の部屋の鍵を代々受け継いでるかもしれない。」

ハーマイオニー「確かに、それはあるわね。でも証拠がない。でも確かめるいい方法があるわ。」

授業が終わったあと、私達はハーマイオニーに連れられて図書室に向かった。いつもより人は少なく、ガランとしていて静かだった。ハーマイオニーは図書室の本棚から古くて分厚い、年季の入った本を持ってきて広げ、ぶつぶつと何かを呟きながらページをものすごいスピードでめくる。

ハーマイオニー「これよ！！ポリジュース薬！！変身したい相手の体の一部を入れて、相手に変身するの。」

ハリー「それを使って、マルフォイから情報を？」

A「そのポリジュース薬を作るのにどれくらいかかるの？あと、変身したい相手の体の一部って？」

ハーマイオニー「薬は作るのに1ヶ月かかるわ。変身するには髪の毛とか入れればいいみたい。」

ロン「1ヶ月も？！それじゃあ城にいるマグル生まれの半分は殺されちゃうよ！！」

でも、これしか方法がないのはわかっていた。私達四人はマルフォイがやっているという証拠はなにも握っていないのだから。これで聞き出すしかない。ハリーの無実を証明するためにも。