宿命を背負し者達～second part2～【ハリーポッター】 (ページ3)

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第４８話『談話室の暖炉で』ページ3

エルリアと別れた後、大広間で夕食を食べて寮に戻り、ハリーと一緒に談話室の暖炉にあたっていた。ハリーは決闘クラブのことがあってから、私達四人を除いて一部の人に気味悪がられて避けられていた。

ハリー「A、決闘クラブでのことなんだけど……どうしてみんな僕が蛇語を話せるからってあんな態度をとるんだろう……。だって僕はグリフィンドールだ……。」

A「犯人が誰か分からないから、その不安を拭い去るためにハリーを犯人だと思い込んでるんじゃないかな……。」

ハリー「エルリアはなんて？」

A「エルリアも犯人については目星がつかないみたい……。」

まさかエルリアもハリーが犯人だと考えているだなんて事はさすがに言えなくて、私はそれだけは言わなかった。言ったら余計ハリーが悲しむと分かっていたからだ。

ハリー「でも……組分け帽子が僕に言ったんだ……。スリザリンで上手くやれる可能性があるって………。」

A「………」

私はなにも答えなかった。やっぱり、ハリーはスリザリンの末裔なのだろうか……

A「まあ、とりあえずこの話はおしまいにしましょ……。もしかしたら先生達が犯人を捕まえるかもしれない。」

私はすぐにこの話を止めた。考えても疑心暗鬼に陥るだけだから。不安な気持ちを胸に押し隠したまま、私はそのまま眠りについた。