宿命を背負し者達～second part2～【ハリーポッター】 (ページ13)

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第５７話『計画』ページ13

大広間に入ると、もうハリーとロンとハーマイオニーは席についていた。私を待ってくれていたみたいで、私は急いで席につき、ハリー達と豪華な夕食を皿に盛り、食べ始めた。

ハリー「こんな遅くまでなにしてたの？」

A「いつもの場所にいただけよ。エルリアは来なかったけど。」

ロン「一人で？いくら君が強くても、こんな時に一人なんて危険すぎるよ。」

ロンはイチゴがたっぷりのったショートケーキを食べながら言った。ハーマイオニーがすこしいやそうな顔をしていたけどスルーしよう。←

A「気を付けるわ。ハーマイオニー、ポリジュース薬はもうできたの？」

ハーマイオニーはまるでよく聞いてくれたという笑顔を見せて、他の人に聞こえないように四人で額を合わせるように小声で話した。

ハーマイオニー「もう出来上がるわ。あとは変身したい相手の体の一部を手に入れるだけ。」

そう言って、ハーマイオニーは美味しそうな甘い香りのする小さなケーキをローブから取り出して大広間の机に置いた。真ん中に紅茶の葉のようなものがある。

ハーマイオニー「眠り薬を仕込んだケーキよ。これをクラッブとゴイルに食べさせて、二人の髪の毛を抜いてきて。」

ロン「おいおい、正気かよハーマイオニー。こんな上手くいかなそうな計画を僕らがやるなんて。それに、Aは一体誰に変身するのさ。君は変身する相手の髪の毛を持っているのかい？」

ハーマイオニー「ええ！ミリセント・ブルストロードの髪の毛を持っているわ。Aはパンジー・パーキンソンに変身するのよ。」

ハーマイオニーはローブからフラスコに入った髪の毛を私に渡した。パンジー・パーキンソンは確かドラコによくくっついてるスリザリン生だったはず……。あまり注意してみたことがないから性格がわからない………。ただ意地悪な雰囲気があるってことくらいしか……。本当にこの計画で上手くいくのかな……。しかし、ハーマイオニーは頑としてロンの弱音を聞き入れず、ケーキを残してポリジュース薬の様子を見るからとさっさと女子トイレに行ってしまった。