宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ50)

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第４５話『ヘビ』ページ50

ハリーとドラコは互いに向かい合い、杖を構える………。

ギルデロイ「3つ数えたら、相手の武器を取り上げてください、取り上げるだけ！！！面倒を起こすのは嫌ですからね………。」

二人とも真剣な面持ちだ……。

ギルデロイ「1……2……」

ドラコ「エバーテンスタティー！！！！！！」

ロックハート先生がまだ3つ数える前に、ドラコがハリーに呪文を炸裂させた！！！！！！当然、ハリーはもろに食らって舞台の端まで飛ばされてしまった。ドラコに野次が飛んだが、満足そうに顔をにんまりさせていた。さすがのハリーもこれには怒ったらしく、すぐに立ち上がって強烈なリクタスセンプラの呪文を放つ。ドラコもハリーと同じように舞台の端まで飛ばされたが、スネイプ先生に無理矢理立たされたのはちょっと可哀想だったね、うん。←

ドラコ「サーペンソーティア！！！！！！」

ドラコの杖からヘビが飛び出した。周りを威嚇してハリーへと近づいていく………。

スネイプ「どけ、ポッター。追い払ってやろう………。」

ギルデロイ「ヴォーラアッセンデリ！！！！！！」

杖からヘビ消しの呪文のなりそこないが放たれ、ヘビを消すどころか吹き飛ばしてやがる。←

当然、ヘビはカンカンに怒ってその鎌首をハップルパフ生のジャスティンに向けて今にも襲いかかろうとしていた。こっそり無言でヘビ消し呪文を放とうと杖を出したとき。

ハリー「♯●■◆▼％△」

ハリーが奇妙な言葉をヘビにかけながら歩いていったのは………。

A「ハリー……？」

なぜか分からないけど、ハリーの放つ言葉に私はあの得体の知れないなにかに抱いた感情を
覚えた。体はいつのまにかうごなくなって、頭しか動くことが出来なかった。

ハリー「■◆△♯■●」

ヘビはジャスティンを襲うのをやめ、おとなしくとくろを巻き、従順にハリーを見つめている………。まるで、ヘビと会話をしているように………。

スネイプ「リヴェラ・イバラスカ……。」

スネイプ先生の呪文でヘビは消えた。

だが、この不吉な空気を消すことは出来なかった。

ジャスティン「悪ふざけはよせよ……。」

ロン「いこう……。」

ロンに半ば強制的に連れられ、私達四人は大広間から出ていった。たくさんの視線を背中に感じながら。