宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ47)

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第４２話『手紙』ページ47

ミセス・ノリスの謎の襲撃事件の影響で、今日のホグワーツはどんよりとした空気が流れていている。フィルチは以前にも増して殺気立ち、ことあるごとに生徒に理不尽な罰則を科すようになった。それは私も例外じゃない。フィルチは私が犯人と決めつけてることに変わりはなく、一人で歩いていたらなにかされそうなくらい。

そして、私達生徒も。1年生はいつ襲われるかという恐怖に支配され、一人で行動することはほとんどなくなった。先生達の知らない所で護身グッズや御守りが流行り出す始末だ。

A「そういえば今日の防衛術は大広間だったよね？」

ハーマイオニー「ええ、そうよ。一体どんな授業をするのかしら。」

ハリー「ピクシーじゃなければいいな……。」

Aとロン「同じく。」←

あのロックハート先生のピクシー授業ほど私が荒ぶった授業はない。←

なんてったってピクシー全部消失呪文で消しちゃったんだもん。←

ロックハート先生の授業受けるくらいなら私はエルリアの本を読みたい。←

ロン「まあ、きっと大丈夫だよ。大広間で授業をするなら、きっともう一人くらい先生がいるはずさ。」

ロンの慰めで私はなんとか嫌な気分を抑え込んでトーストに目玉焼きをのっけてかじった。

ウィンディ「キューキュー！！」

A「ウィンディ！！」

大広間の窓からウィンディが来て、私の頭にチョコンと乗っかる。なにかの小包を嘴にくわえていて、私は小包を取る。

ハーマイオニー「それ、誰から？」

A「今見てみる。」

小包の袋を開け、中身を見てみると、そこには小さな青いバラの花とミニ蛙ミントチョコが1個入ってる袋と小さな紙が。

※手紙の内容※
Aへ

明日の午後、良かったらいつもの場所で御会いしませんか。

僕の本を忘れずに持ってきてください。

追伸フィルチに見つからないように気を付けて

私はエルリアの手紙の裏に『分かりました。明日の午後、いつもの場所で会いましょう。』と書き、バラの花とミニ蛙ミントチョコをもらって小包の中に入れ、ウィンディに飛ばした時。私達四人は授業へと向かった。