宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ36)

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第３２話『吼えメール』ページ36

シェーマス「みんな見ろよ。ロンとAに吼えメールが来たぞ(笑)。」

どっとみんなが笑ったけど、吼えメールが何か分からない私は、よくわからずにいた。

A「吼えメールってなに？」

ネビル「速く開けた方がいいよ……僕、1度ばあちゃんから送られたんだけど、ほっといたら………ひどかったんだ……。」

ネビルのひきつった顔を見る限り、吼えメールは相当なものなんだろう………。ロンなんて、吼えメールを持つ手が震えている……。

そろそろと震える手で、ロンは吼えメールの封を切った………

ウィーズリーおばさん『ロナルド・ウィーズリーッ！！！！！！！！！！！！』

手紙からウィーズリーおばさんの何倍にも拡大された怒鳴り声が大広間に響いた……！！！

ウィーズリーおばさん『車を飛ばして学校に行くとはなんて事ですッ！！！！！！お父さんは役所で尋問を受けてますよッ！！！！！！これも全部お前のせいですッ！！！！今度少しでも規則を破ってごらん！！！！！！家に引っ張って帰りますからねッ！！！！！！』

ロンは固まりながらも頷き、吼えメールはジニーのほうを向くと、

ウィーズリーおばさん『あら、ジニーちゃん。グリフィンドールに入れておめでとう。パパもママも鼻が高いわ。』

そしてもう一度ロンに向き直ると、吼えメールはひとりでにビリビリと破れ、あたりは静けさに包まれた………。

A「これ……私も開けた方が………。」

ネビル「うん……。すぐに終わるから……。」

こんなの地獄でしかない………泣

さっきのロンと同じ手で、私も院長先生からの赤い封筒を破った。