宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ34)

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第３０話『グリフィンドール寮での大騒ぎ』ページ34

ハーマイオニーを受け流し、私は合い言葉を言って懐かしいグリフィンドールの談話室に入っ……

パァァンッ！！！！！！

私達が談話室に入った瞬間、大きな音を立てて魔法のクラッカーから色とりどりの紙吹雪とお菓子と、割れんばかりの大歓声と拍手が溢れ、何本もの手が私とハリーとロンを談話室の奥へと引っ張った。

取り残されたハーマイオニーはツンとそっぽを向いて女子寮への階段を独りで上っていった。

ジョーダン「やるなぁ！！感動的だぜ！！なんてご登場だ！！車を飛ばして暴れ柳に突っ込むなんて！！何年も語り草になるぜ！！！」

A「ジョーダン、変なことを言わないでよ。」

今の今まで、退校処分になるかもしれなかったのに………なんて呑気なヤツだ←

でも…………こうじゃないと、グリフィンドールっぽくないけど(笑)←

そう思っても、やっぱりこの騒ぎにはついていけなくなり、私とハリーとロンはなんとか騒いでいるグリフィンドール生から離れ、私は女子寮の新しい自分のベッドへ倒れこんだ。

A「あ～……！！！疲れた………」

ハーマイオニー「そりゃそうでしょうとも。車を飛ばして学校に来たんですから。」

ツンとした言い方で、ハーマイオニーが言った。

A「そんな事言わないで、ハーマイオニー……。本当に焦ってたんだから～……」

ハーマイオニー「退校処分にでもなってたらどうするつもり？」

A「ごめんなさい……許してよ、ハーマイオニー。」

ハーマイオニー「おやすみ。」

ハーマイオニーはそう言うが早いか、布団に潜ってしまった。

これはしばらく怒ってそうだなと、私は確信した。