宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ28)

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第２５話『巨木』ページ28

すっかり日が暮れ、辺りは満点の星空と満月が輝いていた。

A「ホグワーツまだかな～……？」

車を飛ばすこと優5時間以上。

まだホグワーツは見えない。

ロン「もうそろそろだと思うけど……。」

ハリー「見えたッ！！！！！！」

ハリーが指差した先に、懐かしい家が見えた。

ハリー「帰ってこれたね。」

A「うん。」

ホグワーツの新しい生活を無事に送ることが出来る。

それだけで、私は嬉しかった。

また、クィデッチや豪華な料理を食べることが出来るのだもの。

それに、なんていったって、新しい新入生が来る。

どんな子達がグリフィンドールに入るのか、考えただけでもワクワクしてきた。

ガコンッ！！！！！！！！！！！！

A「わっ！！！！！！」

ロン「コイツ～ッ！！！！！！」

突然車がイヤな音を立てかと思うと、車はだんだん降下していった！！！！！！

目の前には、大きな巨木が………！！！！！！

ハリー「上がれ～ッ！！！！！！」

ロン「コイツ～ッ！！！！！！言うこと聞けよッ！！！！！！」

A「ちょっと待ってて！！！！！！」

急いでポケットから杖を取り出し、レパロの呪文をかけようとしたが、時すでに遅し。

グワッシャャン！！！！！！！！！！！！

車は派手な音を立てて木にぶつかり

バキッ！！！！！！！！！！！！

という、イヤな音が聞こえた。

ロン「僕の杖が……！！！！！！」

A「それより、早くここから………。」

ボコォォンッ！！！！！！

３人「！！！！！！！！！！！！」

天井から強い衝撃のヘビーブローが襲った。

木が車を攻撃している………ッ！！！！！！

考える暇も与えず、次々と襲う強い衝撃に、私達はパニックに………！！！！！！

A「なんなの？！この木ッ！！！！！！」

ハリー「早く逃げろッ！！！！！！」

でも、杖が壊れたことで放心状態のロンに、私とハリーの声は届かなかった。

ハリーが機転を効かせてアクセルを踏み、私は襲いかかる巨木の枝に妨害呪いをかけ、なんとか暴れ巨木の手から逃げ出した。

でも、この後もさらなる災難が待ち受けてるなんて、今の私達には知るよしもなかった。