宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ27)

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第２４話『パニックin車』ページ27

しばらくの間車を飛ばしていると、ホグワーツ特急の線路が眼下に広がった。

ロン「見つけた！！」

ハリー「よし、汽車に追い付こう。」

ロンはレールの上に車を走らせ、私達は汽車を探す………

二人は何も感じていないのか、汽車の後を着けていくけど………

私は変に胸騒ぎしかしなかった。

もし………自分達の後ろに汽車がいたら……？

A「ハリー，ロン。レールから離れたほうがいいと思うのだけど……。」

ロン「汽車に追い付けないだろ？」

ロンは何を言ってるんだと私に視線を向けた。

その時汽車の汽笛が遠くに聞こえた。

ハリー「汽笛だ！！！！！！」

ロン「追い付いたかな？」」

私達の前には何も見えない……

だんだん近付く汽笛の音……

これはどうゆうことか………

もう私達は察しがついた。

互いに目を合わせて、恐る恐る後ろを見る………

３人「あああ～ッ！！！！！！！！！！！！」

ハリー「ロンッ！！！！！！もっととばして！！！！！！」

A「空に行って！！！！！！」

私はハリーに負け劣らないほどの叫び声をロンに向けた。

汽車に轢かれて死ぬなんて、まっぴらだッ！！！！！！←

ロン「分かったよ分かったよ……！！」

でも、もう既にパニック状態になっているロンの操縦に、車はレールから離れたものの、キリキリマイ。

３人「うわぁぁ～ッ！！！！！！！！！！！！」

ヘドウィグとウィンディの鳥籠が私の肩にぶつかるわ、世界が逆さに回りだすわの車の中は大騒ぎ。

ハリー「うわぁッ！！！！！！」

ロンとA「ハリーッ！！！！！！！！！！！！」

ハリーが車から放り出されたッ！！！！！！

なんとか取っ手を持っているものの、今すぐにでも落ちそうだ。

A「ハリーッ！！！！！！」

後部座席から助手席へと身を乗り出し、私はハリーの手を掴もうと手を伸ばす。

ハリー「A……ッ！！！！！！」

ロン「A、ハリーッ！！！！！！頑張ってッ！！！！！！」

必死に手を伸ばし、ハリーの手を掴む……

A「ワアッ！！！！！！」

ハリーの手汗で、私の手は空を切った。

もう一度手を伸ばし、今度は絶対に離さないように、ありったけの力を出してハリーを引き上げた。

ハリー「ありがとう。A。」

A「いいよ………。早くホグワーツに行こう。」

落ち着きを取り戻した車は、再び空を飛んだ。