宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ25)

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第２２話『乗り損ねた』ページ25

それからあっというまに月日が流れ、迎えたホグワーツの新学期の日。

ウィーズリーおばさん「急いで！！！！！！もうすぐ出発するわ！！！！！！」

私とハリーは、ウィーズリー家のみんなとキングス・クロス駅を高速カートレース中。←

なんでこうなったかというと、高速道路に乗ったところで、ジニーが日記を忘れたと言って、再びウィーズリー家に戻ったからだ。

A「あと5分しかないッ！！！！！！」

ウィンディが入った籠を落とさないように押さえながら、私は重たいカートを押しながら、叫んだ。

ウィーズリーおばさん「パーシー。先に行って！！」

やっと10番線の柵にたどりついた時には、ホグワーツ特急発車2分前。

パーシー，双子，ウィーズリーおばさん，おじさん，ジニーと続き、私とハリー，ロンも、後に続いて全力疾走した。

ガラガラガラッ！！！！！！

ガツーンッ！！！！！！！！！！！！

A「うわあっ！！！！！！」

ハリー「ワアッ！！！！！！」

ロン「ぶえっふ！！！！！！」

10番線の柵に思いきりぶつかり、私達はモミクチャに……。

ウィンディ「キーキーッ！！！！！！」

ヘドウィグ「ギャーギャーッ！！！！！！」

ウィンディとヘドウィグがうるさく鳴き、周りの視線が痛く感じた。

駅長「君達、一体何をしているんだい？」

A「カートが言うこと聞かなくて……。」

なんとか体を起こし、私はとっさにウソをついた。

だって、10番線の柵を通り抜けようとしたのに、通り抜けれなかった、なんてマグルに言える訳がない。

駅長は私達を胡散臭そうに見て、そのまま仕事に戻ったけど、私達はこの大変な事態に困惑していた。

ハリー「なんで通り抜けれなかったんだろう？」

レンガの柵に手を当てながら、ハリーが呟いた。

ロン「分からない。こんな事、今までなかった……。」

A「おばさん達、戻ってこれるのかな？」

ロン「分からない……。」

私達がどうすることも出来ずにいる間に、時計が12時を告げた。

それは、ホグワーツ特急に乗り損ねたということを示していた。