宿命を背負し者達～second～【ハリーポッター】 (ページ19)

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第１６話『エルリア』ページ19

私は、もうこれ以上ここにいるわけにいかず、建物の中から出た。

でも………

あのエルリアと似ている声を持つ、小さな子を忘れることは出来なかった。

A『あの子………エルリアと何か関係があるのかな……？』

そう思いながら、早くダイアゴン横丁に行こうと薄暗い町を歩く…

ハリー「A！！！！！！」

A「ハリー！！！！あなたも煙突飛行粉でトラブル？」

ハリー「そうみたい……。ここはどこなの？」

A「私にも分からない。」

？？？「おや、二人とも迷子かね？」

鼻と腰が曲がっている老魔女が私達に近づき、私は杖を下に向けながらも、警戒する……。

エルリア「A！！！！！！なんでこんなとこにいるんだよ？！」

A「エルリア！！！！！！」

始めて見た、日の光が差す出口に、真っ白なフード付きローブと、赤いジーンズをはいたエルリアが。

エルリアは杖を前に突き出しながら前に進み、私とハリーの前に来ると、私達の腕を乱暴ながらも優しく掴み、日の光に溢れたダイアゴン横丁へと導いてくれた。

エルリア「なんで夜の闇なんかにいたんだよ！？あそこは危ないヤツらがいるんだぞ？！」

A「煙突飛行粉で少しトラブルを起こしたの。」

ハリー「それより、ありがとう。エルリア。」

エルリア「まあ、いいさ。僕もダイアゴン横丁とフローリッツに用があるから、一緒に行ってやるよ。どこに用があるんだ？」

A「フローリッツ・アンド・ブロッツ書店。ロンと、ロンの家族がそこにいるはず。」

エルリア「そうか……。」

エルリアはそう呟いて、真っ白なフードを深く被り、私とハリーをフローリッツ・アンド・ブロッツ書店まで送ってくれた。

なぜか、フローリッツ・アンド・ブロッツ書店は、たくさんの女性陣で埋め尽くされていたけど……(汗)

エルリア「ロックハートのサイン会か……。」

ウィーズリーおばさん「ハリー！！！！！！A！！！！！！よかった！！！！！！無事だったのね！！！」

どこからか、ウィーズリーおばさんがかけよって、私とハリーにハグをして、次に真っ白なフードを深く被ったエルリアを見、

ウィーズリーおばさん「あなたが送ってくれたのね。ありがとう。さあ、彼が待ってるわ。早く行きましょう。」

ウィーズリーおばさんに連れられ、私とハリー，その後ろにエルリアが続き、私達はフローリッツ・アンド・ブロッツ書店の中へと入っていった。